「好きなことで生きていく」みたいなキャッチコピーってよくみるようになりました。でも、なかなかそうは言っても難しいなと感じてる方も多いのではないでしょうか。仕事とキャリアを考える上でどのようなものを選ぶと良いか、少し偏った考え方かもしれませんが僕の考え方を書いてみようと思います。
「好きなことをやって生きて行く」を考える
誰でも一度は「好きなことで生きていきたい」と思ったことがあるのでは無いでしょうか?僕もそう思ってたことがあります。
例えば若い頃は一時、本当に音楽で食べていこうと考えていたことがありました。曲を作って詞を書いて、音源を録音して、ライブをやったりデモテープを売ったり、90年代のアマチュアバンドがやりそうなことを一通りやってみたこともありました。
今思えば大したレベルでは無いのですが、レコード会社の人に褒められたりしたことも何度かあって、「ちょっともしかしたらいけるんじゃない?」って思う瞬間もありました。結果としてそういう出来事が僕を勘違いさせてまあまあな時間を使うことになってしまいましたが、実力不足もあって仕事にすることはできずに諦めてしまいました。
好きだけでは生きられない
極端な例として自分のことを書いてみましたが、好きを仕事にするのは対象のモノによってはとても大変なことになってしまう可能性があります。そのために以下のポイントは考えておく必要があるのではないでしょうか。
そもそも成功する可能性はどのくらいあるのかという点は考えておくべきでしょう。結構確率が低いものにかけるのであればそれなりの覚悟が必要です。
生きていくというのは切実なので、お金がないと結構困ってしまうことも多いと思います。なのでシビアに見ておくべきポイントはあると思います。成功する難易度が低くても、実入りが少ない職業というのも存在します。やりたいことはやれているけど、生活していく事も考えて、そこに行って幸せになれるのかは検討しておくべきでしょう。
嫌いじゃないものに目を向ける
好きなことをやって生きていくを少し消極的な意味で違う角度から解釈すると、「嫌なことをやりたくない」と言いかえることができるのではないかなと思います。
嫌じゃないことをやっていきていく。嫌いじゃないことをやって生きていくというのは割と妥当な選択肢なのではないかなと思います。
好きなものだから努力できるというのもわかりますが、嫌なものでなければ、ある程度成功確度が高くて成功したときの実入りが高いものに対しては努力するということはできるのではないかなと思います。
努力すると成果が出る、成果が出ると努力できる
自分の事例になりますが、音楽活動がちょっと怪しくなってきたなあというとき、働いているIT系業界の仕事をもっと頑張ろうと思って、そこから仕事に役立つ勉強をしていこうと積極的に考え実践するようになりました。
自分にとってはITの仕事は最初「嫌いでは無いもの」でしたが、色々と仕事のために勉強したりして成果が出て行くに連れて、「好きなこと」に変わってきました。嫌いじゃ無い成果が出やすいものを選んで色々やっているうちに、それが好きなものになったわけです。
そこで気づいたことは、やっても評価されるかわからない音楽活動より、やったらやっただけ評価される仕事のほうが前に進んでいる感じを感じられるということでした。いろいろな新しい技術や知識を学び、仕事で活用することでわかりやすくできることが増えていく感覚が嬉しかったのを覚えています。
ちょうどタイミングよく IT業界は右肩上がりの時期だったこともあったので、新しい知識を学べばそれを活用して活躍する場を得ることができました。あのまま音楽続けていたらなあと、夢想するように考えることもありますが、どうなってたのかわからなかったなあと思うことがあります。
まとめ
好きなことだけじゃなく「嫌いじゃないこと」に目を広げてみると可能性が広がるんじゃないかなあと思います。好きなことをやって生きることを否定しているわけではありません。そういう想いを止めるためではなく、リスクを把握して、後悔のないチャレンジをしてほしいなという思いで書いてみました。
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