某都市銀行さんに会社の法人口座を開設させていただきました。
近年、犯罪防止のため架空口座に対する取り締まりを強化してるらしく、法人口座を開設するのはなかなかハードルが高くなってます。実際に自分でやってみるまでこんなに大変だとは思っていませんでした。
いくつか難しいなと感じたポイントを紹介したいと思います。
1.会社としての実態の証明
審査申し込み時に法人としての活動実態を求められるので、営業開始前に口座を準備しておこうという順番で考えていたものが覆されます。うちの会社の場合、先行で契約を結んでいたものがあるので、その契約書の写しを提出することで無事審査していただけましたが、設立登記=>口座開設=>営業開始と考えている方は多いのではないかと思います。
ウェブサイトがあると要件が緩和されるようなのですが、申し込み時にはまだサイトを用意していなかったので契約書で対応しました。
ちなみに設立登記が済んでいることももちろん必要です。
なので法人口座開設としては、
設立登記=>自社サイト作成or営業開始して案件を獲得する=>法人口座開設
というのが求められているルートになります。
2.固定電話があること
これが必須の要件になっているのは今の時代なかなか厳しいなあと感じます。IP電話の番号を取得できるサービスがあるのでそちらで対応することができました。
3.事業内容と創業者の経歴
関連性が薄いと指摘を受けることがあるようです。僕はエンジニアやコンサルをずっとやって来て、その範囲の会社を作ったので問題なかったのですが、例えば営業系のサラリーマンだった人が脱サラしてラーメン屋を始めるとかは口座開設でも指摘を受けることがあるそうです。融資の申し込みとかならわかるのですが、口座開設でもそのような審査が入ることがあると聞いて驚きました。
僕も実際に取り組もうとしている不動産事業のことも申込書に書こうとしたのですが、受付の方のアドバイスで記載しないことにしました。
4.時間がかかる
申し込み書類の準備も煩雑ですし、一式揃って申し込みをしても審査に一定の時間がとられます。営業を開始していて、初回の入金に開設が間に合わない場合は、個人口座で対応するような形になります。でもこれもfreeeなどの会計ソフトとの自動連携を考えると少し気持ち悪さが残ります。
会社設立時の法人口座の開設についてはなかなかスムーズな流れが難しいのではないか、というのが僕の感想です。気にせず営業を開始して、利益を上げることを優先する方が良いなというのが結論です。
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