今回は、昨年末にオープンした渋谷のフクラスにある純洋食とスイーツ パーラー大箸。ちょっとレトロなテイストのある日本的観点からの洋食とスイーツのレストランだ。ミシュラン一つ星のお店sioを運営する株式会社sioが運営している。
ロケーション
フクラスは渋谷駅の南口を出てバスターミナルを挟んで正面のビルだ。徒歩何分と話すほどの距離でもないが、改札出て信号待ちなど入れても5分以内には到着できる。店舗はそのフクラスの6Fレストランフロアにある。
フクラスの6階は他にも話題のお店が多数入っているので、また順次リポートしていきたい。
フクラス6Fのレストランフロア。天井の木目パネルが奇抜でありながら落ち着く。
昭和の洋食レストランの佇まい
エレベーターを降りて少し進んだ左手位置している。大理石調の壁に金色のロゴが味わいを醸し出す。「洋食」をテーマとしたお店のコンセプトは、幼い頃に行ったデパートのレストランフロアにあった総合洋食レストランを思い出させる。
お店の前には推しメニューの牛タンシチューのパネルがある。
sioの鳥羽オーナーシェフのプロデュースだ。
鉄板メニューばかりのランチラインナップ
今回はランチでお邪魔したのでランチメニューからのチョイス
洒落たアートのメニューの表紙。昭和レトロなテイスト。
押しメニューの牛タンシチューの他にも、エビフライ、煮込みハンバーグ、ミートソース、欧風チキンカレーなど鉄板のメニューで選ぶのに迷ってしまう。
プリンが旨いと聞いて
プリンが話題だというのを事前情報でキャッチしてたので食べないわけにはいかないと思っていた。メニューでは時間が15時からとなっていたのだが確認したところ問題なく注文できるという。ランチセットと合わせて食後のデザートでプリンとドリンクのセットも迷わず発注することにする。
店内
オーダーを済ませ店内を見渡す。店内も古いデパートのレストランという佇まいをあえて演出しているように感じられるオープンなスペースだ。ちょっとした観葉植物で通路と敷居がされている。
ランチ以外でもちょっとした休憩に来てプリンを食べたりしてみたい、などと贅沢なカフェタイムの妄想にふける。
実食
一緒に行った友人は煮込みハンバーグ、僕はエビフライにチャレンジ。
洋食のキーポイントであるとデミグラスソースとタルタルソースを味わえる2品のチョイスである。僕が食べたエビフライはエビがとてもしっかりしていて、衣と実体の間に隙間がなくどっしりとした印象だった。タルタルソースの量も十分で、いやというほど味わえるのが嬉しい。ご飯がすすむ料理だが、セットのライスは量が控えめなのでガッツリ食べたい人は大盛りを選択した方が良いかもしれない。
こちらは後日、再訪した際の牛タンシチューとミートソース。セットのサラダとスープ
どっしり、ぎっしりの食感のプリン
食後にプリンとコーヒが届く。昭和のプチ贅沢を再現したような流れだ。
プリンは最近流行のなめらか系の真逆をいく重厚感、非常にずっしりとした食感だ。先ほどのエビフライ同様、どっしり、ぎっしり、という表現が適切ではないだろうか。
ノスタルジー+クオリティ
昭和50年大から60年代にはデパートもまだ活気があったし、その最上階にはレストランフロアがあり、必ず洋食のレストランがあった。その後ファミレスが進化しデパートという業態も苦戦を強いられ、だんだんとそのようなレストランの数も減っていった。
正直、当時のそれらのレストランは玉石混交だったと思う。当時はインターネットもなくグルメサイトもなく、誰かがキュレーションしたグルメガイドのような書籍はあったものの正直信憑性は疑わしかった。ただ、当時味もわからない子供だった世代にとって、思い出の中に残るイメージの多くはデパートのレストラン=ポジティブであると思う。
パーラー大箸は現代の料理店で必要な料理のクオリティも兼ね備えている。雰囲気だけのお店ではないからこそ価値があるのではないだろうか。ちょっと奮発する必要のある金額帯ではあるが、たまに一人でもふらりと来たいレストランだ。
パーラー大箸の情報は食べログでも
純洋食とスイーツ パーラー大橋
鳥羽シェフのフレンチsioの予約は一休が便利です
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