第35代アメリカ合衆国大統領・ジョン・F・ケネディ。
彼が選挙のために訪れたダラスで暗殺されたことは、みなさんご存知でしょう。
しかし、彼の家族、きょうだい、甥やその子孫までもが不可解な死を遂げていることはあまり知られていません。
ケネディ家を脅かす「ケネディ家の呪い」は本当に存在するのでしょうか?
hana
ジョン・F・ケネディ氏の暗殺から60年。
日本は池田勇人首相のもとで発展を遂げていた時代だね。
ハチ子
JFKの娘、キャロライン・ケネディ氏は、2017年まで 駐日アメリカ合衆国大使を務めていたわ。
ケネディ家は、第35代アメリカ大統領・ジョン・F・ケネディを筆頭に、弟で大統領候補だったロバート・ケネディ、2人の父で有力政治家だったジョセフ・P・ケネディなど、数々の大物政治家を輩出してきた名家です。
しかし、一族の多くが薬物中毒死・暗殺・飛行機事故などの不可解な死をとげたり、事件に巻き込まれていたりすることから、「呪われた一族」としても知られています。
ケネディ家の呪いの一例を挙げてみましょう。
大統領在任中に暗殺される
第二次世界大戦中に飛行機爆発で戦死
ロボトミー手術を受けさせられて廃人になる
飛行機事故で死亡
選挙期間中に暗殺される
飲酒運転で不倫相手を事故死させ隠蔽
早産で生まれ、生後2日で死亡
交通事故を起こし同乗者に後遺症を負わせる、薬物使用で逮捕
マリファナやコカイン所持で2度の逮捕
12歳の時、骨腫瘍のため右足の一部を切除
薬物の過剰摂取で死亡
操縦していた飛行機が墜落し、妻と共に死亡
アルコール中毒・麻薬中毒で自殺
ケネディ家所有の別荘で薬物中毒死
カヌー中に死亡。同船していた息子も行方不明。
ケネディ家は、薬物関連の不祥事・中毒死のほか、飛行機事故や交通事故での死亡者も多いことがわかります。
ケネディ家という米国屈指の名門一家に生まれ、普通の家庭にはないプレッシャーや世間体があるのでしょうか、薬物に溺れる人物が多くても不思議ではありません。
また、ジョン・F・ケネディとその弟・ロバート・ケネディは暗殺されて死亡していますし、ジョンの妹・ローズマリー・ケネディはロボトミー手術を受けて廃人になってしまうなど、普通の家庭には起こり難い事件が多発しているという特徴もあります。
ローズマリー・ケネディが受けたロボトミー手術とは、1930年代から1950年代にかけて、精神疾患や行動障害の治療として実施されていた手術です。
この手術は、前頭葉の神経線維を切断することで、患者の行動や感情を変えることを目的として行われていました。
人道的な問題があるとして1970年ごろには行われなくなったものの、ローズマリーが手術を受けた1930年当時は、精神疾患に対する外科手術として有効と考えられていました。
ローズマリーの父・ジョセフは、暴力的な性格だった彼女の存在がケネディ家の政治活動の妨げになると考え、家族に言わず独断でこの手術を受けさせたといいます。
手術は失敗に終わり、廃人同然になったローズマリーは2005年に死去するまで一生のほとんどを施設で過ごしました。
ローズマリーはその存在を隠され、父・ジョセフや兄・ジョン、エドワードらは彼女が入居する施設の面会には一度も訪れなかったそうです。
ケネディ家は家族ぐるみでローズマリーの存在を隠蔽し、ロボトミー手術を受けたことも明らかにしませんでした。
しかし、1960年代にマスコミによって事実が暴かれると、一家は激しい糾弾を受けることになります。
批判をかわすため、ケネディ家は知的障害がある人のためのスポーツ大会「スペシャルオリンピックス」を立ち上げ、慈善活動に力をいれるようになりました。
ケネディ家が呪われている理由については、さまざまな議論がなされています。
「陰謀論」「神が試練を与えている」「ユダヤ教の司祭に呪いをかけられた」などの理由が挙げられていますが、どれも現実的ではなく、科学的には説明できないでしょう。
ケネディ家に薬物中毒者が多いことから、「重圧に耐え切れないのだろう」「ただ無謀なだけ」と考える人が多いです。
また、「アメリカのロイヤルファミリー」とも呼ばれるほど常に注目を受けているケネディ家は、事故や死亡のニュースも大きく取り上げられてしまいがちです。
ケネディ家の影響力が強すぎるがゆえに、人々の関心が集まり、大したことのないニュースでも「呪い」と捉えられてしまうのかもしれません。
今回は、アメリカ屈指の名家であるケネディ家についてお届けしました!
ジョン・F・ケネディの暗殺はあまりに有名な出来事ですが、きょうだい、子ども、孫の代に至るまで、自然死ではない亡くなり方をしている家族が多く、「ケネディ家の呪い」といわれています。
次のアメリカ大統領選では、ジョンの甥にあたるロバート・ケネディ・ジュニア氏が立候補するといわれており、政界におけるケネディ家の影響力はまだまだ衰えていません。
また、子孫たちはインフルエンサーとして活動したり、俳優・女優として活躍していたりして、エンタメ界での影響力も計り知れません。
今後も、華麗なるケネディ家から目が離せません。
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