チャレンジ

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チャレンジする事の重要性:スピードと事前準備のバランス


前回「チャレンジするならば早いほうが良い」ということを書きました。今回はそれに続いて、2個めの論点として「チャレンジに対するスピードと事前準備のバランス」についてです。今回も前回同様、着手に対するスピードの話になります。

早くするほうが良いと書いておいて何なのですが、もちろん事前準備も重要だったりします。そこのバランスをちゃんと取りつつ、ちゃんとチャレンジに着手できる状態にしていくにはどうすればよいのかを、考えていきたいと思います。

 

 

スピードと事前準備


何事も早く着手する事が成功への可能性を高めることは間違い無いと考えています。良いアイディアでも他に同じことを考えている人がいる場合も多いですし、早くやればその分実現したときに得られる利益を受ける時間も長くなります。旬があるものですと「機を逃す」ということにななりかねませんので、スピードに対してはみんなもっと敏感になるべきなのだと思います。

とはいっても、ちゃんと計画を立てずにすすめて失敗しては元も子もありません。ちゃんと事前準備として、分析や計画をするのもまた大事なことではあるわけです。

 

 

程よいバランスと考え方


僕も元来腰が重いタイプで、よく言えば慎重なのですが、何かを思い立ったときにすぐに着手する事が苦手なタイプでした。

根底にあるのは失敗に対しての恐れだと思います。失敗したときに被るデメリットを考えてしまい、腰が重くなる。やったとしても得られる対価が少ないのではないかと考えてしまい、腰が重くなる。こういう性格は本当に厄介だと思います。

またこのような思い立ってもすぐに着手できない状況がなぜ起こるかを考えると、実現していくステップが具体的にイメージできないという点もあるのではないでしょうか。具体的なイメージがなければ、もちろん成功するイメージも持てないのでどうしても腰は重くなるものです。

違った見方をすると、そのようなことを言い訳にしてアクションを起こしていなかったのだということもできるなと、ある時気が付きました。

着手しなければいくら計画しても実現しないのですから、多くの先人がおっしゃるように実際に「やる事が大事」です。

 

 

事前準備はこのくらいで


今では、個人的な経験を踏まえ、実行に移すのに時間がかかる傾向は改善できると考えています。

まず、デメリットとメリットの計算と実現して行くステップのイメージは訓練すればできるようになります。そしてそれは慣れてくるとそんなに時間をかけずにできるようになっていきます。

大まかにはこんな流れです。

  • 情報を集める
  • それをやることのメリット/デメリットを書き出してみる
  • 成功できる可能性がある進め方のパターンを考える
  • 各活動の実現可能性と阻害要因になるものを考える

(それぞれどのようにやるかは経験的なものも大きいのですが、具体的なコツもあるのでまた別途記事に書きたいと思います)

 

今の時代はインターネットを通じて情報も溢れていますし、情報収集は格段に早くなっているはずです。また大抵のことは検索すると事例があったりもします。全く誰もやったことのないことをやろうとしてる場合はまた別ですが、抽象度を上げて考えると似たような活動というのは何らかあるものだと思います。

大まかに言うと事前準備というのはこの程度のものでよいのではないかと思います。

 

 

やって失敗して改善する


実行に移すスピードと事前準備は背反する要素です。事前準備はやろうと思えばいくらでもできてしまいます。どこまでが必要十分な範囲かなんて正直実施する前はわからないものです。

最近よく言われているように、いろいろ考えてやらないより、やって失敗して、やり方を改善してまたチャレンジして、という繰り返しが成功を得る近道だと思います。

 

 

計画の素振り


ぼくも今回書いたように、元来腰が重い慎重なタイプで、今もまだまだ大きなチャレンジができているとは胸を張って言えませんが、以前と比べてだいぶ一歩踏み出せるようにはなったかなとは思えるようになってきました。ある程度自分で納得できる計画ができると実行に移す確率が高まるものだとおもいます。

個人的におすすめなのは計画を建てることを日々やってみることです。「計画する」という活動は練習でうまくなるものだと思いますので、とにかく何事にも計画する癖をつけるというのは良い練習になります。

 

次回はちょっと保守的なことも書いてみたいと思います。

 





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