幼児教室体験記2

幼児教室体験2軒目は、イクウェルチャイルドアカデミー（旧七田チャイルドアカデミー）に行って来ました。

教室に入った途端ギョッとしたのは、壁やらドアやらがピンク色に統一されていたこと。柔らかいピンクとショッキングピンクのワントーンコーデなお部屋！ピンクは個人的には好きな色ですけど、この色が主体となる空間はインパクトすごいですね。

入った瞬間にはっとするというか、寝ぼけてても目覚めそう。まあそれが狙いなんでしょうけど、本来の目的が何なのか聞いておけばよかったと後悔。

しかし人は慣れるもので、初めは落ち着かなかったものの、しばらくするとピンクを受け入れピンクの住人になれている自分がいました。息子氏がどう感じたかは不明ですが、そんなことは意に介さず普段通りな模様。

そこへピンクのTシャツを着た先生登場〜。めっちゃテンション高いです。

高い声で不思議な喋り方をする先生。とめどなく喋り続け赤ちゃんを褒めて褒めて褒めまくる。引きで見るとすごく変。完全にイッちゃってるというか、普段そんな喋り方してたら絶対やばい人だと思われるから気をつけた方がいいよと友達でもなんでもないけど助言したくなるレベルです。

が、私はこの先生とてもいいなと思いました。前回のベビーパークと違ってプロ感が漂ってました。地の自分を出さずピンクの住人に徹している感じ。

授業のテンポも良く、内容の濃さではベビーパークを上回っていたと思います。

特にフラッシュカード（七田式教育のお家芸）は圧巻のスピードで次から次へと教養のシャワーを赤ちゃんに浴びせます。

流れはベビーパークと同様、その他手遊びなどをしてマッサージと体操で終了。

ベビーパークが終始ほんわかまったりしていたのに対して、こちらは次から次へと畳み掛けるような知識の応酬があり、一体この時間が何なのか考える間もなく50分のレッスンが終わりました。

序盤は好印象でここなら通っても良いかもと思いかけたのですが。

途中から私は気づきました。

「あれ？私疲れてる？？」

そうなのです。

なんか疲れるんですーーー！！！

何にって言われると説明が難しいのだけど、、やはりピンクだからというのが適切かと。。。笑

最後まで馴染めなかったという感じです。それと一つ根本的な疑問が発生してしまいました。

…フラッシュカードってそんなにいいのか？？！

例えば「11月」というテーマのカードがあったとして、紅葉→文化の日→立冬→七五三→りんご→みかん→鰤→勤労感謝の日…という風にイラストのカードをスピーディーに見せられ子供たちはじっと眺める、そのうち自然にそれが頭に入ってくるというシステムなのですが。

本物を見るより先にカードでインプットされてしまうのはいかがなものかと思うわけです。

勿論、私たちはこの世の全ての事象を体験することは不可能ですが、鰤の旬は食卓で鰤大根でも食べながら「美味しいね」と言いながら知って欲しいなと思います。紅葉の美しさはお散歩しながら葉っぱの色合いの変化に気づいて知って欲しい。人生初紅葉がカードのイラストって、味気ないなあと思うわけです。

世界の国旗を覚えよう！ってときにはフラッシュカード良いと思いますけど、なんでもかんでもカードにし過ぎでは？と思いました。

というわけで、良い点と疑問に思う点があったイクウェル。教室自体を否定はしません（実際に先生も内容も素晴らしかったと思います）が、幼児教室そのものが自分には合わないなと感じました。

もう少し大きくなったら通わせたくなるときが来るかもしれませんが、今は自分自身が納得できる方法でたっぷり愛情を注いであげようと思います。ストレスを感じながら通うよりもノンストレスなママの笑顔が一番！

長くなりましたが、体験記は以上です。幼児教室がどんなところかわかったし、色々教えてもらえたし、体験は無料だし、行って良かったです。2件行ってこの業界の大枠を掴むことができ、今は必要ないという結論も出たのでもう十分なのですが、あと1件体験予約をしてしまったのでとりあえず行ってきます。。何か新しい発見があればまた記事にしたいと思います。

ちなみに幼児教室が少しでも気になっている方はぜひ体験してみてください。押し売りのようなこともないし、たった1回でも子育ての勉強になります。そして、自分が本当はどうしたいのかが明確になって、ますますお子さんが愛おしくなること間違いなし！