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大河ドラマランキング(前編)


20年以上大河ドラマを観てる東大卒の方が独自の大河ドラマランキングを発表してる動画です。

大河ドラマ好きとしどういう見解かなと興味を持ってみていたところ、おすすめしてる作品が実は僕と似ていて嬉しくなり記事にしてみました。どれも数字が取れてなかったり世の中的には評価が低いものが多いのですが、作品としては完成度が高いなあと思うんですよね。

 

と言うことで動画の紹介ついでに、もしかしたら他にもわかってくださる方がいるかもしれないと考え、僕も独自ランキングを発表してみるべくこの記事を書いてみました。

 

ちなみに僕が最初に通しで見た大河ドラマは1988年の中井貴一さん主演の『武田信玄』だったので、かれこれ35年くらいは大河ドラマと付き合ってきています。見始めた時期が動画の方より早いので動画に出てこない作品も混ざっています。動画の方とは違い見始めて以降の全ての作品を見ているわけではないのですが、まあまあの本数を見てきたのではないかと思いますし、見たものは全て全話見ています。

 

歴代大河ドラマのリストはこちらを参照してください。

大河ドラマ(Wikipedia)

 

見た作品についてランクを下記のようにつけてみたいと思います。

  • S:めちゃくちゃおすすめなのでぜひみてほしい作品です。時間があれば自分ももう一度見たいくらいです。
  • A:良い作品。おすすめなので、時間あったら見てほしいです。
  • B:楽しく見れた作品だが、特におすすめはしない。テーマに興味がありお時間あれば見てみても良いかもしれません。

SAの作品が合わせて10作品あるのですがそちらについてはランキング形式で順位をつけてみたいと思います。

では紹介していきます。順番としてはB、A、見てない作品、Sという流れでいきたいと思います。長くなりそうなので前後編に分けてお送りいたします。

 

Bクラス


楽しく見れたけど、特におすすめはしない作品です。テーマに興味があれば見てみると面白いかもしれません。

大河ドラマって、ある時代のことをまとめて勉強するのにはとても適してるなと思います。もちろんドラマなので偏った見方で描かれてはいるので、そのまま鵜呑みは危険ですが、ドラマの進みに合わせてネットで調べていくのがおすすめです。ドラマでは綺麗に描かれてるけど、史実はそうではなかったんだなとかわかって面白いです。

 

武田信玄(1988年)

最初に見た大河ドラマでした。織田家〜豊臣家〜徳川家という天下を取る人たちとほとんど絡まない戦国時代の東国の大名のパワーバランスとかを知ることができます。

 

太平記 (1991年)

鎌倉幕府滅亡から室町幕府設立までの流れをざっくり押さえるのにはとても良い作品です。戦国や幕末は知ってたのですが、鎌倉幕府の終わりはあまり知らなかったので、どういう登場人物がどのような動きをしてたのかを知る良い勉強になりました。

婆娑羅大名佐々木道誉を陣内孝則さんが怪演してます。足利直義(主人公の弟)役で高島兄弟の弟、高嶋政伸さんが出演してます。1996年の『秀吉』でも秀吉の弟、豊臣秀長を演じていて弟キャラで定着してるなと思った記憶があります。

2014年の『真田丸』では北条氏政役で出演してます(こちらも怪演なので必見)が、この時には弟キャラというよりは変態感が出ていて、時の流れを感じさせられます(タレントとしての高島さんのイメージの推移にあっていて面白いです)。

 

 

葵徳川三代(2000年)

江戸幕府を開くまでと、幕府開設後の三代将軍家光の治世までを描いてます。落語家の方がナレーターでテンポ良く進行してくれて見やすかった印象があります。

 

北条時宗(2001年)

モンゴルが日本に攻めてくるという国難、元寇の時代の政府のトップ北条時宗の物語です。日本史でそういうことがあったのは勉強しますが、それほど詳細にやらないので前後の状況がわかって勉強になります。

 

利家とまつ〜加賀百万石物語〜(2002年)

加賀百万石を築いた前田利家と妻のまつの物語です。信長〜秀吉〜家康の天下が持ち回りで落ち着いていくまでを、かなり出世した人の目線から描いている作品です。

人気絶頂期の松嶋菜々子さんをみることできます。

 

義経(2005年)

悲劇のヒーロー義経の出生から最期までを滝沢秀明さんが演じています。滝沢さん演じる義経は、儚げなイケメンで義経のステレオタイプなイメージにぴったりでした。

 

功名が辻(2006年)

戦国時代を生き延びて土佐大名になる山内一豊と賢妻千代の物語です。夫の活躍を妻が支えるという要素を戦国ドラマに絡めてホームドラマ感のある作品でした。

 

天地人(2009年)

越後の賢人、直江兼続の物語です。人物が好きなので面白くみれました。秀吉の治世から関ヶ原を越えて生き残った武将なので

 

江〜姫たちの戦国〜(2011年)

女性主役のはあまりみてこなかったのですが、時代背景が戦国で興味があるんおで楽しくみれました。信長の妹のお市の方の三女、お江の方の人生を追うので、秀吉〜江戸幕府三代将軍家光までの時代をトレースできます。

 

軍師官兵衛(2014年)

秀吉の天才軍師黒田官兵衛を当時V6だった岡田准一さんが演じてます。戦国時代を生き延びた武将の目線から乱世を描いていきます。

 

西郷どん(2018年)

幕末〜西南戦争までを西郷の目線で描いています。維新後〜西南戦争までについては西郷は独特の立ち位置の人ですので、彼の目線ではどういうことだったのかを知ることができるのは勉強になります。

西郷と島流時代の妻の間にできた息子の菊次郎が西南戦争を生き延びて京都市長になるというのは知らなかったので勉強になりました。

 

Aクラス


ここからはランキング形式にしていきたいと思います。

第10位 秀吉(1996年)

農民から天下人に駆け上った日本一の大出世男豊臣秀吉を竹中直人さんが演じています。本作品の評価は主に竹中さんの怪演によるものが大きいです。他にも織田信長の渡哲也さん、蜂須賀小六が大仁田厚さん、豊臣秀長の高嶋政伸さん、などハマり役が多く印象に残る作品になっています。

 

第9位 徳川慶喜(1998年)

幕末は勝者である薩長側からの視点で描かれることが多いのですが、政権を奪われた徳川側から見るのにはとても良い作品です。本木雅弘さん演じる慶喜が暴れん坊将軍みたいに姿を偽って街に出て行っているという演出が大河っぽくなくて面白かったです。

 

第8位 麒麟がくる(2020年)

本能寺の変で当時の天下人織田信長に謀反を起こし時代を動かした男、明智光秀の生涯を描くドラマです。明智光秀は前半生が謎な人なので、前半はだいぶ創作が含まれているようですが、斎藤道三の家臣でその頃から信長の正室とつながりがあるなど、ドラマ性が高くて楽しめる作品です。

本能寺の変を光秀サイドの目線で描いているドラマも少ないので違う見方で時代の一大ビッグイベントを見ることができます。

 

第7位 新撰組(2004年)

三谷幸喜さん脚本の作品です。新撰組は構成員が独特な人が多く、それを三谷さんが特徴的な味付けで描いていきます。

戊辰戦争の中で京都から押し込まれていくと新撰組は甲陽鎮撫隊と名前を変えて甲州の戦局にあたり大敗を喫します。それについて沖田総士役の藤原竜也さんがと土方歳三役の山本耕史さんのやりとりが大好きで印象に残ってます。

沖田「僕が抜けた後の新撰組は負けてばかりじゃないですか」

土方「甲陽鎮撫隊は名前が悪かった」

 

第6位 晴天を衝け(2021年)

徳川慶喜と同じく、幕末を負けた側の立ち位置にいつつも、維新後に実業家として大成功した渋沢栄一の人生を描いた作品です。慶喜の目線で描くと維新で大体ストーリーが終わってしまうのですが、栄一の目線だと維新後から昭和初期まで見ることができるので時代の流れを長く押さえることができます。

連続テレビ小説「あさが来た」でも五代友厚役を演じていたディーンフジオカさんが本作でも同じ役を演じてます。

大河だと

  • 利家とまつの利家役の唐沢寿明さんが同じ役で功名が辻に出演
  • 秀吉の秀吉役の竹中直人さんが、同じ役で軍師官兵衛に出演

などの事例があります。こういうのも楽しいですね。

 

大河ドラマを遡ってみるにはNHKオンデマンドがおすすめです。

U-NEXT経由で入会するとU-Nextも楽しめますので是非覗いてみてください。

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後編へ続く

 

 



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