平成バンドブームとは
まさに元号が昭和から平成に変わった80年代の終わりから90年代の初頭にかけて、日本の若者の間でバンドブームと呼ばれる現象がありました。
日曜日の原宿の代々木公園付近の歩行者天国(ホコ天)で若者がパフォーマンスをするという文化が80年代初頭からありました。当初はタケノコ族と呼ばれているそれぞれ独特の格好をしたチームが集団で踊るというダンスパフォーマンスが主流でした。
80年代の終わり頃から徐々にアマチュアバンドが演奏を行なって、それに多くの人が群がるという現象にシフトしていきます。一般的に言われている平成バンドブームの兆候でした(水面下では80年代中盤からのライブハウスカルチャーの活況や、インディーズバンドの増加などがあったと思われます)。
ムーブメントと伝説の番組
そんなムーブメントを深夜番組化したものが当時TBSで土曜の深夜に放送されていた『平成名物テレビ いかすバンド天国』、通称『イカ天』でした。
当時メディアの王様だったテレビではなかなか出番のなかったアングラな雰囲気のある奇抜なバンドが多数登場し、勝ち抜きオーディション形式で競い合うというスタイルは色々なドラマを生み、あっという間に若者中心に支持を集めていきました。
アングラなバンドだけではなく、FLYING KIDS、BEGIN、ブランキージェットシティなどの後々、メジャーシーンで長く活動するバンドも輩出していきます。
イカ天の歴史のまとめ動画
この動画は番組放送開始から約20年後の2007年ごろに同窓会的に振り返りのまとめ番組として放送された特番なようです。
なかなかよくまとまっていて、当時を知る人は懐かしく、知らない人でも当時のことを知るための歴史ドキュメンタリーのように楽しめそうです。
私は、放送されていた当時、存在や流れはある程度知ってましたが、どハマりしていたわけでなかったので、この動画で「なるほどこんな感じだったのか」と全体の概要をあらためて把握することができました。イカ天ブームはインパクトがあったからか長く続いていた印象があるのですが、番組自体は一年10ヶ月程で終了していたようです。まさに太く短くのロックな番組だったようです。
この動画はフルでアップされてるので長い動画です。お時間に余裕があるときか、もしくはながら視聴がおすすめです。また権利関係無視でアップされてる可能性が高いのでいつまで残っているかは分かりません。
まとめ
当時を知るものとしてはバンドブームとイカ天の1年10ヶ月をまとめて見ることができる、懐かしい動画でした。よろしければ皆さんも覗いてみてください😇
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