中山雅史、長谷部誠、小野伸二、内田篤人・・・
数々の名選手を輩出し「サッカー王国」の名をほしいままにしてきた静岡。
そんなサッカー王国の「清水エスパルス」「ジュビロ磐田」が史上初のW降格。
来シーズンはJ1から静岡勢が消えることになりました。
かつてはJ1の年間王者を争って凌ぎを削っていた両チームですが、ここ数年は低迷しています。
ジュビロ磐田は2013年に初めてJ2に降格し、その後はJ1とJ2を行き来しています。
その間に幾度となく監督の交代を繰り返し、さらにはチームレジェンドである「ゴン中山」こと中山雅史氏がコーチに就任するも、目立った躍進はありませんでした。
(※中山氏は来シーズン「アスルクラロ沼津」(J3)の監督に就任することが決定)
今季J1に復帰するもシーズン序盤から不調が続き、1シーズンでJ2出戻りとなりました。
清水エスパルスは2016年に初めてJ2に降格を経験するも、当時のキャプテンで先日引退を発表した鄭大世(チョンテセ)選手を中心に1年でJ1復帰。
J1復帰後は毎年残留争いをするもギリギリのところで踏みとどまっていましたが、ついに8年ぶりの降格が決定しました。
驚きなのは、2022カタールW杯で日本代表の守護神をつとめるGK権田修一選手&今季J1得点王のブラジル人ストライカー・チアゴサンタナ選手を擁してなおこの結果だったということ。
ジュビロがJ2にいる間はエスパルスが、エスパルスがJ2にいる間はジュビロがそれぞれJ1で戦ってきたため、静岡県勢が揃って降格するのは史上初のことです。
来季は磐田・清水のJ2降格に加え、現J3の「藤枝MYFC」がJ2に昇格することがほぼ確定。
史上初・J2での「静岡ダービー」が開催されるだけでなく、県勢がJ2に3チーム集まるという異常事態になる予定です。
サッカー王国はこのまま廃れてしまうのか。
今後の静岡県勢に注目です。
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