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コンテンツとプラットフォーム


最近見たCMで印象に残ったCMがある。さんまさんのNetflixのCMだ。

その中で彼は、自分をテレビの人間と定義していて、Netflixをそれと対峙するものだと捉えていた。
彼としては自分は「チームテレビ」の一員でありNetflixを敵だと捉えている。これは強烈な印象を受けた。

僕はテレビもNetflixもプラットフォームだと思っている。その上で活動する場所であり、コンテンツそのものではない。また逆にさんまさんはコンテンツであって、プラットフォームではない。だから、テレビのプラットフォームの上でも、Netflixのプラットフォームの上でも活躍が可能なんではないかと考えてしまう。松本人志さんがAmazonで配信をしたり、ロンブーの淳さんがニコ生やったりしているのはわかりやすい例だろう。何と無くだけど淳さんは上手く使いこなしてて、松本さんは手探りなように見えるのは世代の違いと、提供しているコンテンツの違いかもしれない。

コンテンツをプラットフォームに付随したものと考えてしまうと、まだまだニーズのあるコンテンツがプラットフォームと合わせて轟沈してしまう危険性があるのでもったいない。特にブランド化できているレベルのコンテンツは違うプラットフォームでもニーズがある。わかりやすい例としてドラクエはファミコンから始まり、最近のゲームプラットフォームの上でも価値を持ち続けている。僕はさんまさんはドラクエなんじゃないかなと思っていたから衝撃を受けたのかもしれない。

考えてみればプラットフォームと密結合しているコンテンツがあるのも確かである。さんまさんがテレビプラットフォームに愛されたタレントであることは間違いない。さんまさんはテレビと自分を密結合と考えていて、自身のキャリアの締めくくりとして、テレビというプラットフォームの終わりとコンテンツとしての自分の幕引きを合わせて演出しようとしているのかもしれない。そうだとしたらタイミング論なのかもしれない。


プラットフォームは技術の進化との関連性が高い(技術革新のサイクルが早くなった昨今、今後、テレビほど長く続くプラットフォームはもう出ないのかもしれない)。もちろんコンテンツにもライフサイクルがあってプラットフォームとは比べ物にならないくらいトレンドや流行り廃りがあるので、それが理由で消費されて消えていくコンテンツの方が圧倒的に多いのも確かだ。そのレベルではなく、すでにブランド化できているテレビ中心のお笑い芸人の方達が今後どうなっていくのかはとても興味深い。




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