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暇だった時のことを考える贅沢


普段ほとんどこない虎ノ門、新橋エリア。インフル発症前夜、虎ノ門ヒルズでの打ち合わせから鰻屋に向かう途中、東京タワー。

 

若い頃はスカイツリーなんてもちろんなかったし、各種ヒルズもなかったから、夜景といえば東京タワーみたいな感じはありました。

ホットドックプレスとかポパイとか見て、ちょい前のバブル世代の人の真似っこしてみたり。

 

暇だったのでしょう。

 

今いろいろな情報が溢れてる中でいろいろなことを「やる」と決めると「やれる」かもしれない世の中になってて、それが情報や手段の民主化なんだろうなって思うけど、にしても「やるか、やらないか」で差は出るもの。

それが自分が学生であったインターネット以前の世界では、「やる」ためのハードルは「そもそもできるの?」ってのがわからないくらい高くて、その情報は秘められてて、突然変異的な脅威のやる気を持った人か、レールを敷いてもらえる一握りの人にしかドアのありかさえわからないゲームだったように思う。

 

なので、普通に真面目だったり普通に不真面目な感じの人は、暇しがちだったんじゃないのかな。趣味に燃えるタイプの人は趣味に時間を使ってたのかもしれないですけどね。そういうのもあんまなかったんで暇でしたよね。

 

あんなに暇してたのはもったいなかったよな、とも思うし、暇な時間の中でなんか「これでいいのかなあ」なんて思いながらぼーっと過ごしてたのもまあ良かったのかもな、なんてことも思うし、暇だった頃について考えるのもある種暇なんでそんな微々たる贅沢も良いかもなと思ったり。

 

最近面白いと聞いて日本一のお金持ちことユニクロの柳井正社長の若き日のことを書いてる『ユニクロ』って本を読んでます。

洋服屋のせがれってことでは僕も一緒だし、彼のことは面白おかしく極端に書いてるかもしれないけど、卒業してもやる気がなくてコネで入った流通業の会社を9ヶ月で辞めてるのもまんま一緒。親父が怪しい感じでいろんなビジネスやってるのも一緒。

受け皿の家業の規模がちょっと違う。メンズファッション小郡商事はユニクロになるけど、メンズファッション101は無くなって、その後せがれは0からまた怪しい会社を始める。

 

家の分脈をちゃんと繋げるのか繋げないのか、家の総力がその差になるよなあって、漠然とずっと思ってることのわかりやすいサンプルだなって思いながら楽しく読んでます。



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