2019年5月 3日 x 経営

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スライストーン社のミッションとバリュー


スライストーンの代表をしていますsliceです。

昨年7月に設立したスライストーンも、この五月末で設立1期目が終わります。
五月末決算にしたのには特に意味はなく、三月末にすると他の会社と一緒で税務関係が混むかなあとなんとなく思ってずらしました。

まあ、そんな話はさておきまして本筋に戻しますが、スライストーンは特にコンセプトもなく始めたコンサルティングの会社だったのですが、一緒にお仕事をさせていただいている皆様方のおかげで無事に創業1期目を締めることができそうでな状況となりました。
現在のスライストーンは主に技術顧問、経営/戦略コンサルティングという領域で、様々なお客様のご支援をさせていただいています。

関わっていただいた皆様、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

 

ミッション・バリュー設定の背景


昨年の創業以来、ありがたいことに数々お仕事のお引き合いの機会をいたきまして、その場で会社の説明をさせていただくことも多々ありました。
そういう場においては「スライストーンが何者なのか」を説明する必要がもちろんあるのですが、現在までそれがちゃんと策定されていない状態になっていました。
今のスライストーンはほぼ僕一人ですので、主に僕個人の経歴などを説明させていただけば事足りるのですが、せっかく株式会社にしたので、商談の場では会社概要資料などを作って説明をさせていただいてまいりました。

説明用の資料を作りながら色々考えた結果、自分たちのことを伝えるにあたっては、スライストーンが何を大切にして、どのようなスタンスでこの会社をやっているのかということをお伝えすることが重要だと思うに至りました。

さっき「コンセプトもなく始めた」と書いたのですが、創業した時の思いはもちろんあり、それをちゃんと文言化できていないという状況になっていました。
よくあるビジョン・ミッション・バリューというものです。

 

ミッション・バリューの検討経緯


ミッション・バリューといえば、例えばメルカリ社のものは大変有名です。
メルカリのようにわかりやすくサービス領域が確立されていると、設定がやりやすいのかなと思います。
しかし現在の弊社は、あくまでメインはコンサルティング業です。
自社ウェブサービスのプロトタイプも
作ってはいて将来業態を広げたいとも考えていますが、現在はまだ確立されていません。
なのでミッション・バリューもその実態にも合わせたものである必要があるということを前提に色々と検討をしてきました。

スライストーンは自分で立ち上げた会社ですので、まず自分のやりたいことについてもあらためてかんがえました。
これは昨年、長いこと役員をやらせていただいていたゲームの会社をやめるちょい前から考えはじめていたことです。

例えば「最高のゲーム作りたい!」などの意思を持っている人だと、ゲームに絞ってそこを軸に考えていくことができるのですが、残念ながらそういう軸となるものが僕にはないことがここ何年かの悩みとしてありました。
もちろんやりたいことがないわけではありません。

自分がなにがやりたいかと考えに考えた時に出てきたのは、
「世の中をもっと粋なものにできないか?」
という抽象度の高いものでした。

「粋」と言って抽象的な言葉なので僕が何を示しているのか、定義をしていかないとなりません。
自分でも文言化できていなかったのですが改めて考えると、

  • 義理人情
  • さりげなさ
  • 特殊性
  • 専門性(プロフェッショナリズム)

あたりを「粋」なものとして捉えているのだなと考えるに至りました。

あとは「粋」という言葉の中に「日本」という要素も含めて考えていたのだなということも改めて思考して気がつきました。
改めて考えてみないとよくわからないことというのは多くあるものです。

そんなところから、感覚的なものも含めてまとめると、自分の軸の輪郭は見つけることができました。

  • 日本に昔からある義理人情みたいな感覚を大切にしたい
  • 日本人の大事にしている感覚を世界に知ってもらいたい
  • 日本の産業を活性化させたい(国際的な競争力維持の側面が強い)
  • とはいえ閉鎖的なものではなく世界に向かって開かれているものにしたい
  • でもアピールするよりさりげなさを大切にしたい(粋の観点)
  • めんどくさいものはあまり好きではないので、効率的な世の中にしたい
  • 専門性やプロフェッショナリズムを大切にしたい
  • ソフトウェアエンジニアリングの技術を活用したい

ざっとまとめるとこんな感じでした。
もっとにポイントを絞れば、

これを実現するために、こんなサービスをやろう!

というように具体的なサービスや産業にひも付けられるのですが、それでは自分のやりたいことが部分的にしかできなくなってしまいます。
かといって、こら全てを具体的なサービスにするとなると難しいなというのが、以前から何となく見えていた課題でした。

 

スライストーン社のミッション・バリュー


今回、改めて整理したりして色々考えているうちにいくつか見えてきたことがありました。

  • 自分のやりたいことは抽象度が高い
  • 自分が大切にしたいこととやりたいことの一貫性が一見薄い

という点です。

そこから、少しでも物事をよくするために活動ができ、とりあえず人で勝負のハイスペック何でも屋であるコンサルというのは割と天職なのかもしれないなと思い、現時点では業態もそうなっていますし、一旦そっちに振り切ることで方向をつけていこうと考えるようになりました。

コンサルといえばということで、恐れ多いですがマッキンゼーさん、ボスコンさんのサイトなんかもチラ見して参考にさせていただきながら、さらに色々と考えていき、スライストーン社のミッションとバリューを下記の通りとすることにしました。

 

Our Mission
Provide Expertise, Provide Comfort
専門性を用いて、世の中に快適を提供する

 

Our Value
Toward the Future

未来を向こう

More Imagination, More Improvement
想像をもっと、改善をもっと

Be a Trusted Partner, like Friends, like Family
信頼されるパートナになる

 

また状況によって変えるかもしれないですが、FY2020はこれでやっていきます。

このように設定するに至った経緯だけで長くなってしまったので、それぞれの意味や思いについての解説はまた別のメモで書いていきたいと思います。

 

株式会社スライストーン
https://www.slicetone.co.jp

白石 久彦





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