セキュリティ

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知っておきたいオフィスの入館セキュリティ


 

最近では普通になった入管カードでのオフィスセキュリティ。渋谷や六本木ではネックストラップに入管証を入れている、カジュアルな服装のベンチャー企業人たちをよくみます。このネックストラップにも実は落とし穴があるのを皆さんご存知でしょうか。

 

オフィスの入管セキュリティの歴史

昨今のオフィスといえば入退室のセキュリティ対策は必須になっています。15~6年前の2002~3年くらいに筆者が出入りしていた某大手メーカー系の保守会社のオフィスは、とある雑居ビルの一室でエレベーターを降りるとオフィスの扉があって、日中は開け放たれていて出入りが自由でした。保険屋のおばちゃんも「こんにちは〜」などと言いながらオフィスの中を営業して回っていたものです。今では考えられない牧歌的な時代でした。最後の人が鍵をかけて帰っていました。

同時期に出入りしていた、現在では3大キャリアの一つになったネットベンチャーの走りのような会社の子会社では、磁気カードでの入管セキュリティはすでに導入されていました。その当時その辺の意識はネットベンチャーの方が進んでいたのかもしれません。ネットベンチャーのほとんどが新興企業だったので、改めてオフィスファシリティを用意したから最新のものを導入したという面もあるのかもしれません。そんな形で企業ごとに時差はありましたが、だいたい2000年代前半くらいで大体のオフィスが入管セキュリティを備えた形になったのではないかなとみています。

 

入管カードのメリットデメリット

鍵ではなくICの入管カードのメリットとしては解錠が楽であるという点があるかと思いますが、それ以外ではもう一点、会社のCIデザインを反映したカードやネックストラップも社員のアイデンティティ醸成のためには有効なように感じます。かっこいいストラップを下げて歩くのはある種のステイタスだと感じる方も少なくはなさそうです。

一方でデメリットとして一番大きいポイントは、「持っていないと入れない」というところだと思います。みなさん経験がある方も多いかと思いますが、家に忘れるということがよくあります。前日うっかり洋服のポッケに入れてそのままにしていたり、カバンを変えた際に入れ替え忘れたりして家におき忘れてしまうことはよくあります。忘れた日は一日不便なことになります。

 

入管カードのリスク/鍵との違い

入管カードのもっとも大きなリスクは「紛失」だと言えるでしょう。経験ある方も多いと思いますが、ネックストラップのカード入れはカードの部分が取れることも多いですし、ポケットに入れていてうっかり落としてしまうことも多くあります。

鍵と比較した時に紛失した場合のメリット/デメリットを比較してみたいと思います。

 

鍵の場合

鍵を見ただけでは拾った方はどこの鍵かはほとんどわからないと思います。扉の前に落ちていれば試してみるかもしれませんが、都会では街で落ちていてもよっぽど鍵に住所でも書いていない限りは、その鍵を使って侵入されるということは少ないと思われます。

ただし、鍵を紛失してしまった場合、多分特定は難しいだろうとはいえ、気味悪さわ残ります。そのため、扉の鍵自体を交換するなどの大がかりな作業をせざるを得なくなることもあるわけです。

 

入管カードの場合

この点が落とし穴なのですが、紛失した際にストラップやカード自体に社名やロゴが記載されているとオフィスの位置を特定されやすくなるというデメリットがあります。最近では多くの会社が、「入管カードホルダーに名刺を一緒に入れないように」という指導を出していますが、ストラップ自体が会社のロゴ入りのデザインだったりするケースがまだ多いように感じます。社名が特定されるとオフィスの位置も調べればわかってしまうため、侵入されてしまうリスクは高まります。この辺りも考慮してストラップの選定やデザインをする必要があるわけです。最近ではストラップや入管カードを見ただけではどこの会社のものかわからないデザインにしている会社が増えてきているように思います。

ただし入管カードは紛失した場合、システム側でそのカードを無効にすることができるため、気が付いてすぐに処置を依頼すればリスクは最低限にできるというメリットがあります。この点が鍵との大きな違いになるのではないでしょうか。

 

まとめ

オフィスの入管カードについての考察を書いてみました。なんか書いてみるとごく当たり前のことなのですが、オフィスファシリティの担当の方はカードデザインやストラップデザインの選定の際、ぜひご注意ください。

利用者の皆さんも紛失された場合はすぐに管理者に連絡するように気をつけましょう。

 





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