1877年9月 24日 x 西郷隆盛

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"西郷隆盛"という人物〜大河ドラマ『西郷どん』振り返り1


2018年の大河ドラマ『西郷どん』も最終回を迎え全て完結しました。最初主役の人地味かなー、と思ってたんですが、最後まで楽しくみることができました。すっかり鈴木さんのファンになってしまいました。なかなかの好演だったのではないでしょうか。

今まで西郷を主軸にして幕末を考えたことがなかったので、みる前の目的としては西郷さんについてもっとよく知れたらなあと考えてました。結果として西郷さんの人生をなぞったいろいろなイベントについてはよく知ることができました。

ただ、最後まで従前持っていた疑問の中にはあまり晴れないものも残ってしまいました。大河を見るときは並行して色々本を読んだり調べ物をしたりして、把握していくようにしているのですが、西郷という人の実態については今以て謎なところが多い状態です。

いくつかポイントを上げていきたいと思います。

 

1.西郷が西南戦争を起こした理由とその時の西郷や大久保の感情

西郷といえば大久保利通との盟友関係がベースにありますが、西南戦争においては大久保率いる明治政府と西郷の薩摩軍で直接的に争う形になります。きっかけになっているのは明治6年の征韓論と教科書にもありますが、大抵のドラマだと不平士族たちに祭り上げられて仕方なく決起したという流れになります。侍の世を終わらせるには自分が犠牲になるしかなかった的な、ある種の幕引き役を買って出たという見せ方です。今回の『西郷どん』もその形でした。実際にwikiなどで調べるとかなり本格的に政府にたてつこうとしていたのではないかと感じられる面が多いので、ドラマだと美化される傾向があるのだと思いますが、今回も同じでした。この辺りについては、諸説ありなかなか正解というものもないのかもしれませんが、自分の中ではもやっとしたままでした。大久保が最期の時に西郷からの手紙を持っていたということがwikiなどにも書かれていますが、大久保の気持ちもどのようなもの、どの程度のものだったのでしょうか。

 

2.西郷の功績と評価

明治維新についての彼の実績評価としては、
・大政奉還までの薩摩の中心人物としてのもの
・戊辰戦争の将軍としてのもの
が大きいのかなと改めて改めて色々調べながら思いました。岩倉使節団が不在の間の政府の留守役としてその間にもかなりの仕組みや法律を組み上げていますが、この辺りは江藤新平の力も大きかったのかもしれません。もうちょっと勉強をしてみないとわからないなと思うポイントです。
西郷さんの人物評価については、大久保さんとの比較の面が大きいのかもしれませんが、「庶民的」な面が大きく概ね好意的なものが多いような気がします。あまり偉ぶらないとか、贅沢をしないとかが実際にあったためなのか、調べた限りはその辺りもあまりはっきりはしていません。個人的には軍人としての評価だったのかなあという印象を持っているのですが、実際のところはどうなのでしょうか。この辺りもまだもやっとしています。

 

反対に
・奄美時代に産んだ子供菊次郎のこと
・西郷従道との関係
など、今回すごくよくわかった点もいくつかありました。

この辺りについてはまた別途書いてみたいと思います。

 





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