歴史
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1980年代前半、日本でも一大ブームを巻き起こした「キャベツ畑人形」。
独特の丸いほっぺと、どこか人間味のある表情が特徴で、当時の子どもたちだけでなく、大人までも魅了したアメリカ生まれのドールです。
今回は、その誕生の背景から日本上陸、大ブーム、そして社会現象にまでなったキャベツ畑人形フィーバーを振り返ります。
モヤ美
「キャベツ畑から赤ちゃんが生まれる」というメルヘンな設定が名前の由来よ。
牛
今でもメルカリなどで出品されているらしいわ。
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「キャベツ畑から赤ちゃんが生まれる」という可愛い世界観と、丸いほっぺの個性的なデザインが特徴です。
商品化されたのは1982年。
アメリカではクリスマス商戦で大人気となり、店頭で買い求める人が殺到して乱闘騒ぎまで起きたほど。
「出生証明書」や「名前」がついている特別感が子どもたちに大ヒットし、アメリカで最も成功した人形シリーズとも呼ばれ社会現象になりました。
日本では「キャベツ畑人形」として1980年代前半に登場し、テレビや雑誌でも大きく取り上げられるほどの人気に。
「お迎えするドール」という概念は当時とても新しく、多くの家庭で大切にされた存在でした。
1978年
ザビエル・ロバーツが布製ドールを制作し、キャベツ畑人形の原点が誕生。
1982年
アメリカの玩具メーカー「コレコ社」が商品化。全国的な大ブームを巻き起こす。
1983〜1984年
日本に上陸。「入手困難」「予約待ち」などのニュースが飛び交い、国内でも社会現象に。
1985年以降
世界的成功を収め、アニメ化・関連グッズなど幅広く展開。
1990年代
日本での大ブームは落ち着くが、コレクターやファンの間で根強い人気が続く。
2000年代以降
レトロ玩具として再注目。海外ではコレクターズアイテム化し、今なお市場で取引されている。
名前や出生証明書がついていることで、迎える瞬間の特別さを感じられたのも大きな魅力。
昭和・平成の思い出の中で、今もなお多くの人の心に残り続けるキャベツ畑人形。
レトロブームの今、あの頃を思い出しながらもう一度その魅力を覗いてみたくなる、そんなノスタルジックなアイテムです。
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