2025年10月 31日 × 東京都渋谷区 × 街づくり
ハロウィンです。渋谷の街は昨年からハロウィン勢締め出しの方向で、こないでくれとのアナウンスをしています。ハチ公前もロックダウンされたとか。
コロナ前だったか、あけた2023年だったか忘れたのですが、ハロウィンの夜に視察に出たらすごい人でびっくりした記憶がありますが、今日は雨だというのもあってか、まあいつもの金土の夜+αくらい、な感じです。
これについて結構思うところがあるので書き記してみたいと思います。
締め出した背景はざっくりいうと、「マナーが悪いから」ですよね。これは本当に悪くて、ハロウィンの日やカウントダウンの時だけではなく、常時マナーが悪いんですよね。外国人の方も多いし、日本人の若者も混じってると思いますが、とにかく悪いです。
路上飲みからの食べた後のゴミのポイ捨て(ポイ捨てってレベルじゃない大量のゴミの投棄です)、建物への落書き、ところ構わぬ嘔吐に立ち小便。逆に心配になる系の、倒れて寝てる人が多数いるとかもあります。
僕は常々思うんですが、一旦条例や法律改正などで罰則を強化したら良いんじゃないかって思うんですよ。ゴミ捨て、立ち小便、落書きは割と厳罰に設定して、検挙実績出した方が良いと思ってます。シンガポールとか街が綺麗ですが、そういう法律ありますよね。確か。そのくらいしたって良いのだと思うんですよね。イタチごっこはあるにせよ、罰則がないから増長するわけで、厳罰に処すというスタンスを取り遂行したら犯罪は減るのではないかと思います(上記した迷惑行為は犯罪ですからね)。
それをまずやった上でではあるんですが、渋谷の価値ってなんだろう?というのももう一方で考えてみたいと思います。
渋谷の価値って、いろいろありますが、一番は人が集まってくるってことじゃないですかね?と思うんですよね。ハロウィンやカウントダウンで人が多数集まってくるのは、今はどちらかというと迷惑というトーンで語られていますが、逆さまにみたらこれだけ人が集まってる(集まっていた)というのは、すごい価値なのではないかと思うわけです。年末のカウントダウンはマンハッタンのタイムズスクウェアさながらだったので多分世界一くらい集まってたと思います。
人が集まってくること自体の価値はとても高くて、人が集まれば色々な可能性が生まれるきっかけになります。僕は主にビジネス面を想起してますが、色々なイベント企画して、渋谷の価値をコンテンツによって高めることはできるのではないかと思います。
一方で人が集まると治安は乱れるというのも人の世の性だと思います。法整備と取り締まりを強化しないから、マナーの悪さがだんだんエスカレートして、普段からこんな感じになってしまってるのではないでしょうか。
まとめると、人が集まり楽しいコンテンツがある渋谷を実現して渋谷の価値を高めるとことと、犯罪行為に対しては厳罰を定めて違反者の検挙を進めることによって今よりはマシなマナーの集まりを作ることは、両立できるのではないかなと思うんです。難しいかもしれないけど、少なくとも「両立できる」と思い、それを目指すために考えるということはできるのではないかなと思います。
なんかそういうことを考えず「締め出します」というのを決定した上で、あまり締め出せてもいない感じが、中途半端で良くないんじゃないかなって。
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