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森本レオはなぜ逮捕されない?若手女優への性加害疑惑


「きかんしゃトーマス」「チコちゃんに叱られる」などのナレーションでおなじみの、俳優・ナレーターの森本レオさん。

80歳を迎えた今でも現役で活動しています。

しかし、森本さんに性加害疑惑がつきまとっていることをご存知の方は少ないでしょう。

榊英雄さんや木下ほうかさんなど、性加害を告発された俳優が次々芸能界を去っていく中、なぜ彼は80歳まで生き残ってこれたのでしょうか。

今回は、森本レオさんの性加害疑惑についてお届けします。

 

User 1

hana

トーマスのナレーターを務めていた人だね。

User 2

ハチ子

森本レオさんの性加害疑惑については意外と知られていないわね。

 

森本レオは「きかんしゃトーマス」の元ナレーター


森本レオさんは1943年生まれで、愛知県出身。

芸名の「レオ」は「俺」をさかさまにして名付けたとのことで、本名は「治行(はるゆき)」です。

日本大学藝術学部を卒業後、NHKの伝説的番組「中学生日記」でデビューし、俳優として活動をはじめました。

「愛という名のもとに」「成田離婚」「ショムニ」「プロポーズ大作戦」など、数々の人気作に出演。

聞く人に癒しをもたらすとされる「1/fゆらぎ」を含む声として、ナレーターとしても活躍しました。

ナレーターとしては、「きかんしゃトーマス」のナレーションを長らく務めたほか、NHK「チコちゃんに叱られる」での回答VTRでのナレーション、CM「丸亀製麺」や、明石家さんまさんのまろやかな声を演じたCMだしのきいたまろやかなお酢などに出演しました。

私生活では、1971年に女優の森和代さんと結婚。

同年に長男が、2年後の1973年には長女が誕生しています。

 

森本レオ、女優から性加害告発が相次ぐ


俳優・ナレーターとして長年活躍してきた森本レオさんですが、過去に彼から性加害被害を受けたと、2人の女優が実名で告発しています。

被害者の一人目は、女優の水沢アキさん。

2002年、森本さんが20代の画家志望の女性と不倫していることが明らかになりました。

この報道を知った水沢さんは、不倫を「異文化交流」と語った森本さんに怒り、駆け出しの頃に森本さんから受けた性加害を告発。

当時17歳だった水沢さんを「演技指導」という名目で呼び出し、強姦したとのこと。

水沢さんは当時まだ男性経験がなく、自宅で泣きながら血のついたショーツを洗ったと明かしています。

水沢さんの告発に、森本さんは当初「彼女も更年期入ったのかなあ」などと関係を否定、しかし週刊誌の報道が過熱すると、「合意の上だった」「謝りたい」などと発言を変え、関係を持ったことを認めました。

この告発に追随するように、同様の被害を受けたと明かしたのは、女優の石原真理子さん。

ベストセラーとなった自伝「ふぞろいな秘密」の中で、演技指導の名目で森本から呼び出された際に強姦されたことを明かしました。

演技のダメ出しをされながらレッスンを受けている際、森本さんが「今のよかった!」とOKを出し、その途端に下着を脱がされて処女を奪われたとのこと。

石原さんも当時は17歳で、男性経験はありませんでした。

水沢さん一人の告発では信ぴょう性がなかったものの、水沢アキさんの時と手口が全く同じだったことから、森本さんを非難する声が大きくなりました。

この疑惑についても森本さんは、「合意の上だった」「当時交際していた」などと釈明しています。

それにしても、当時すでに結婚していた森本さんが、未成年と関係を持った挙句、「交際していた」と語るのには大きな違和感がありますね。

ちなみに加害疑惑はこの2件だけではなく、共演した若手女優が突如自殺し死亡時に妊娠していたこと、「ショムニ」で共演した人気女優が突如引退したことなども、森本さんが関連しているのではと噂されています。

 

森本レオが糾弾されない理由は?


森本レオさんは今年で80歳を迎えますが、今も現役で活動し、過去の性加害の疑惑はスルーされたままです。

近年は、榊英雄、木下ほうか、園子温など、多くの俳優・監督が性加害を告発され、表舞台から去っていますが、森本レオさんは糾弾されないのでしょうか。

もっとも大きい理由は「時代」でしょう。

森本さんが性加害をはたらいていたとされる1970年代〜1990年代は、まだまだ女性の権利が弱かった時代です。

日本で初めてセクハラによる民事裁判が起こされたのは1989年ですから、当時はセクハラや性加害に対する意識が低かった時代だといえます。

実際、水沢さん・石原さんは両者とも2000年代に入ってから声をあげており、被害を受けた70年代当時は、性加害について告発できるような世の中ではなかったのでしょう。

また、「芸能界」という特殊な環境も、彼を付け上がらせるには最適な環境だったと考えられます。

森本レオという大先輩が直々に演技指導を申し出たら、若手女優はなかなか断れません。

告発後、水沢さん・石原さんには「女が一人で男の家に行くなんて不用心だ」という心無い声がかけられましたが、大先輩である森本さんの申し出を断ることなど、デビューしてまもない未成年の女優にはできなかったでしょう。

実際、元俳優の木下ほうかも「演技指導」という名目で女優を呼び出して強姦したことが明かされています。

他にも、榊英雄、園子温といった映画監督は、自身にキャスティングの権利があることを利用し、若手女優に性加害していたことが明らかになっています。

 

まとめ


今回は、俳優・ナレーターの森本レオさんの性加害疑惑についてお届けしました。

1970年代〜2000年代にかけて、立場を利用して若手女優に性加害をおこなっていた疑惑がある森本さん。

石原真理子さんや水沢アキさんの告発に対して、一度は加害を否定したものの、最終的には「交際していた」と釈明しました。

ここ数年、映画監督や俳優の性加害問題が相次ぎ、それぞれ引退や休業に追い込まれています。

現在80歳の森本さんは、このまま責任を取らずに逃げ切るのでしょうか。

 





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