芸能人

藤井風がサイババの教えをステルス布教して炎上中


紅白に出場した新進気鋭の若手アーティスト・藤井風(ふじいかぜ)さんが炎上中。

 

歌やMVに、かつて一世を風靡したインドの宗教家「サイババ」の教えを紛れ込ませ、ステルス布教しているのではないかと問題になっています。

 

 

紅白に2年連続出場!藤井風とは?


藤井風(ふじいかぜ)さんは岡山県出身の25歳。

Youtubeの登録者数は約248万人、日本のみならずアジア、ヨーロッパ、アメリカでも人気を集めています。

岡山の田舎町から出てきたとは思えないハイセンスで最先端の楽曲の数々で、2019年にメジャーデビューしてから瞬く間に世界的アーティストへと成長しました。

 

2021年には日産スタジアムで無観客ライブを開催、世界中から18万人が視聴して話題になりました。

2021年・2022年と2年連続で紅白歌合戦にも出場し、お茶の間にも人気を広げているアーティストです。

 

藤井さんといえば、HONDAのCMで使用された楽曲「きらり」が有名ですね。

他にも、NTTドコモとの共同プロジェクト「KAZE FILMS docomo future project」のために書き上げた「grace」、紅白歌合戦で披露した「死ぬのがいいわ」などが人気を集めています。

筆者の母も熱烈なファンで、ライブに行っていました。あらゆる世代から人気を集めているのが藤井風のすごいところ。

 

ゲスの極み乙女の川谷絵音さん、「ヒャダイン」こと前山田健一さんら多数のアーティストが彼の才能を評価しています。

英語を操り、長髪にセクシーなルックスと類稀な才能を持つ藤井風さんは、今まで日本にいなかったタイプのアーティストですね。

 

藤井風がサイババの教えを布教して炎上


2022年の終わり頃から、藤井さんのある疑惑が話題になり始めました。

インドの宗教家「サイババ」の教えを、歌詞やMVに紛れ込ませているのではないか?という疑惑です。

 

手から灰を出す?インドの超能力者「サイババ」とは

1990年代に超能力で一世を風靡した彼のことを覚えているのは、主に40代以上の方でしょう。

「手から聖灰を出す」「物を瞬間移動させる」「銅の指輪を金の指輪に変える」など、まるでマジシャンのようなパフォーマンスで話題になりました。

日本では「超能力者」「ちょっと怪しい人」というイメージがあるサイババですが、意外にもインドでは「スピリチュアルリーダー」として支持されています。

サイババはインドを中心に世界中に信奉者がおり、その数は数百万とも言われています。

サイババは2011年に死去していますが、出身地であるインドにはサイババが残した宗教施設、学校、病院が多数残されています。

 

サイババの教えは、愛と神を中心にしたものです。

「Help Ever Hurt Never」(常に助け、決して傷つけない)

「Love All Serve All」(すべての人を愛し、すべての人に奉仕する) 

などの言葉が有名で、サイババの名言として紹介されています。

 

藤井風のアルバムタイトルとサイババの名言が同じ

「Help Ever Hurt Never」「Love All Serve All」という言葉ですが、実は両方とも藤井風さんがアルバムのタイトルとして使用している言葉でもあります。

あまりに露骨なサイババ信仰ですが、日本でサイババを信仰している人は少ないためか、この一文がサイババの教義であることはあまり話題になっていませんでした。

ところが、2022年末頃から「藤井風がサイババをステルス(※)布教している」「歌詞やMVに協教義を紛れ込ませている」とSNSで話題になり始めました。 

※ステルス=英語で「隠密」「こっそり行う」という意味。広告と明記せずに宣伝を行う「ステルスマーケティング(ステマ)」など。

 

一部のファンからは「信仰の自由を侵害されている」「知らないうちに教義を刷り込まれているようで怖い」「サイババの名言をあたかも自分の言葉のようにしていてダサい」などの声が上がっていますが、藤井さんの信仰と作品を切り離して考え、「曲と宗教は関係ない」「曲がよければそれでいい」という意見もあります。

 

 

 

藤井さんは自身のインスタグラムで、反論とも取れるストーリーをアップ。

特定の宗教を信仰していることは間違いないようです。

 

藤井風は宗教2世?サイババ信仰は両親の影響か 


藤井風さんがサイババを信仰しているのは、両親からの影響が強いようです。 

実家にはサイババの写真が飾ってあり、Youtubeにアップされている動画で確認することができます。

さらに、幼い頃に家族でインドに行った写真をアップしていることや、報道ステーションに出演した際に「父はサイババの教えを大切にしている」とコメントしていることを考えると、宗教2世として育ってきたのではないかと考えられます。

 

1:14あたり、体を動かした際にサイババの写真が映り込んでいます。

 

いわゆる統一教会の問題でも、宗教を信仰する親に教義を押し付けられる「宗教2世」が問題になっていますよね。

もちろん藤井さんは納得して信仰しているのでしょうが、宗教への抵抗が強い日本において、藤井さんが宗教2世であることはマイナスに働いてしまうかもしれません。

 

藤井風サイババステルス布教の怖さ


藤井さんを擁護する方の意見では「曲がよければそれでいい」「アーティスト個人の信仰と作品は切り離して考えるべき」というものがあります。

もっとも、作品を好んで聞いている人にとっては、藤井さんがどんな宗教を信仰していようが関係のない話です。

しかし、今回は「サイババの言葉をそのまま流用しながら、それがサイババの教えであることを隠している」ことが問題になっていると考えられます。

 

筆者は、ステルス布教の怖さは主に2つあると考えています。

  •  藤井風の言葉だと思っていたのに、実は全然知らないおじさんの言葉だった
  • 特定の宗教を信仰している人にとって、戒律を犯す可能性がある

 

藤井風の言葉だと思っていたのに、実は全然知らないおじさんの言葉だった

 

藤井さんのファンの中には、「風くんの言葉だと思っていたのに・・・」「いままで大切にしてきた言葉はなんだったの」と落胆している様子の方が多くいました。

 

 

 

サイババを信仰しているわけではないのに、藤井さんを応援していることで自分がサイババを信仰しているように見えてしまうのはいやですよね。

 

 

例えるなら、「ZARAで買ったお気に入りのバックを、実はハイブランドのパクリだと知らずに使っていた時」のような、恥ずかしくてなんとも言えない感情になります。

さらに、生前のサイババには性的虐待の噂が絶えず、他にも臓器売買や殺人事件の関与といった噂もつきまとっていました。

藤井風さん経由でサイババのことを知って、サイババの悪い噂を知ってしまった時、「私はこんな人の言葉を大切にしていたの・・・?」と気づき、絶望感に苛まれる方もいるでしょう。

そもそも「Help Ever Hurt Never」などの言葉も、藤井さんのファンにとっては「藤井風の言葉だから大切にしていた」「藤井風が言っているからかっこよく聞こえた」のであり、インドの知らないおじさんが言う「Help Ever Hurt Never」には興味がないですよね。

 

特定の宗教を信仰している人にとって、戒律を犯す可能性がある

 

「特定の宗教を信仰している人にとって、サイババの教えを大切にすることは戒律に違反してしまう可能性があるのでは?」という意見を目にしました。

 

 

とんこつラーメンの例えはわかりやすいですね。

 

戒律違反とまではいかずとも、サイババの教えとは知らずに「Help Ever Hurt Never」などの言葉を大切にしてしまったら、自身が信仰する宗教・神様に背いてしまったかもしれないと考える方はいるかもしれません。

無宗教の筆者にとってはわからない感覚ですが、宗教を大切にしている方にとっては信仰は非常に大切なものでしょう。

 

まとめ


歌手の藤井風さんが、インドの宗教家「サイババ」の教えをステルス布教している疑惑について取り上げました。

日本では、宗教といえば統一教会や創価学会、幸福の科学のような新興宗教のイメージが強く、まだまだ「宗教=悪」という考え方の方も多いです。

好きなアーティストが作品にサイババの教えを紛れ込ませていたことは、一部のファンにとってはとてもショックだったことでしょう。 

今後の展開に注目していこうと思います。

 





◆この記事が登録されているWebマガジン


  • ※コメントはまだありません。
名前:
E-mail: