動物/ペット
動物系Youtuberとして圧倒的な人気をほこる「もちまる日記」。
当サイトでも以前紹介したことがあります。
しかし最近、「下僕」こと飼い主の行動に注目が集まっているのはご存知ですか?
猫を観覧車に乗せたり、粗相をする様子をUPしたりしている飼い主に対して「虐待ではないか?」「猫が可哀想」という声が相次ぎ、Twitterで炎上を繰り返しています。
こちらは「動物も一緒に乗れる観覧車」だそうですが、もちまる君の様子を見る限り、瞳孔が開いていて呼吸が早く、とても楽しんでいるようには見えません・・・。
「もちまる日記」とは登録者数197万人の人気猫Youtuber。
スコティッシュフォールドの男の子で、「YouTubeで最も視聴された動物」としてギネス世界記録に認定されています。
2019年にYoutubeチャンネルを開始すると瞬く間に人気になり、100円ショップ「ダイソー」とのコラボ商品を発売したり、ゲームセンター「セガ」とのコラボ商品を展開するなど、その人気は止まるところを知りません。
人気の秘訣は丸顔の可愛らしいお顔と、猫らしからぬ面白い反応。
好奇心旺盛で何に対しても面白い反応をしてくれるもちまる君は、Youtuberとしての素質バッチリです。
猫好きで知られる指原莉乃さんとコラボ動画をあげたこともあり、名実ともに世界のトップ猫なのです!
そんなもちまるに絶えず上がっているのが「虐待疑惑」。
今回炎上している「猫を観覧車に乗せてみた」に限らず、さまざまな問題が取り沙汰されています。
過去には、移動中の新幹線の多目的室で「もちまるを休憩させる」との名目でキャリーバックから猫を出したり、友人から預かったひよこと対面させたり、粗相したシーツをTwitterに載せたりとやりたい放題。
多目的室の件は「車掌さんに了解を得た」と釈明していましたが、JRの規定では「社内ではキャリーバックから出さないこと」と決まっているはず。
TwitterやYoutubeのコメント欄では否定的な意見が多く、「猫アレルギーの人にとっては恐怖」「多目的室は授乳の際や体調不良の人が休憩するために使うものでは?」という声を多く見かけました。
本当に了解を得ているのかすら疑問ですが、もし了解を得ているとしても多目的室本来の使用方法とは異なっていますね。
ひよこの件は「サイコパスすぎる」「猫もひよこもかわいそう」と大炎上しました。
炎上を受けて動画は削除されたのですが、別の方が動画をアップしています。
猫にとってもひよこにとってもストレスでしかありませんね。
猫は肉食の狩猟動物なので、ひよこを「獲物」として見ているはずです。
動物愛護の観点から見ても、これは絶対にやってはいけないコラボでした。
そもそも猫は非常にデリケートな生き物です。
丸くなって昼寝する時間、毛繕いの時間、自由に遊び回る時間が必要です。
24時間365日、常にカメラを向けられた生活など耐えられるわけがありません。
その結果(?)かどうかはわかりませんが、3歳という若さですでに腎臓を患っている模様。
飼い主の寝坊で布団におしっこする猫 pic.twitter.com/RqhKc5ZL4V
— もちまる (@catmotimaru) November 3, 2022
こちらのツイートでは「飼い主の寝坊で布団におしっこする猫」というコメントとともに、もちまるが粗相してしまった写真をUPしています。
猫が粗相するのは珍しくないですが、「ストレス」「寂しさ」「トイレへの不満」など、何か必ず原因があります。
「排尿時の痛み」「尿路結石」「膀胱炎」といった重篤な病気が隠されている可能性もあり、腎臓を患っている猫の場合は特に注意が必要なはずです。
飼い主が粗相を面白がってTwitterに載せている状況を見ると、虐待を疑われても仕方ないのでは、と思ってしまいますね。
筆者も猫を2匹飼っており、新幹線事件で炎上するまでは「もちまる日記」の登録者としてもち様と下僕さんの日常を楽しんでいたファンでした。
登録者数が70万人くらいの頃から見ていたのですが、当時のもち様は可愛くて自然体だったと思います。
新幹線事件のあたりから、「映えや再生回数のためならなんでもする」という感じが見て取れてしまって、かれこれ1年くらい動画を見ていません。
飼い主のことが大好きだったかわいい猫が、いつのまにか「お金を稼ぐ道具」になってしまった感じがします。
Twitterを見ていると、同じ理由で見るのを辞めた人が多くいるようです。
さらに最近はサブチャンネルを作り、子猫を迎えて「新たなもちまる」を生み出そうとしているようです。
裏には広告代理店やコンサルが絡んでいるとの噂もあり、かつての「ほっこり感」はなくなってしまいました・・・。
「猫は自由気ままな生き物だと理解する」「猫の自由時間を大切にする」「猫が嫌がることはしない」
猫を愛しているのなら、これらのことは当たり前だと思っています。
影響力のあるチャンネルだからこそ、猫を傷つけるようなことは行わないでほしいですね。
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