政治

【元首相】激ヤバおじいちゃん!森喜朗の炎上まとめ


東京五輪関連で汚職に関わった人たちが次々と逮捕されていますね。

KADOKAWAの会長(※逮捕時)の角川歴彦容疑者、AOKIホールディングスの幹部ら3人、そして大会組織委員会のメンバーであった高橋治之容疑者など・・・。

平和の象徴であるスポーツの祭典が、実はカネと利権にまみれた「汚リンピック」だったことが明らかになりました。

東京地検特捜部が次に標的にしていると噂されるのは、元組織委員会長の森喜朗氏。

逮捕されたAOKIの前会長・青木拡憲氏が、森氏に200万円を渡したことを供述しているそうで、森氏の逮捕は近いのでは?と噂されています。

 

そして、森氏といえば「失言」

森氏が首相だった2000年には「失言」が流行語になりました。

何度失言しても学習する気配はなく、表に出るたびに炎上を繰り返しています。

森氏の経歴、そして失言の数々をまとめてみました。

 

森喜朗の経歴


森喜朗氏は石川県出身で、現在85歳。

地元で町長を務めた有力者の父親のもとに生まれました。

母は森が幼い頃に病死。

小中学生時代は勉強はできず、スポーツに励んでいたといいます。

高校ではラグビー部に入学し、実力を発揮しました。

ラグビーの実力を買われ、早稲田大学商学部に推薦入学をはたしましたが、キツい練習についていけずに4ヶ月で退部。

生きがいを失った森は、友人に誘われて早稲田大学の弁論クラブ「雄弁会」に入会し、政治家の道を志すようになりました。

「雄弁会」ではのちに妻となる智恵子夫人と出会い、24歳の時に結婚しています。

 

大学卒業後は、日本工業新聞(現在の産経新聞)を発刊する産業経済新聞社に入社。

記者として忙しい毎日を送っていたそうです。

記者時代に、取材を通じて衆議院議員の今松治郎氏と出会い、これがのちに政治家に転身するきっかけとなりました。

議員としての活動をスタートさせると、持ち前の人懐っこさでとんとん拍子で出世していきました。

官房副長官、文部大臣、党政調会長、党幹事長、党総務会長など、重要ポストを歴任し、ついに2000年4月5日、首相に就任しました。

前任の小渕恵三首相(当時)が脳梗塞で倒れ入院したことで、急遽、小渕内閣を引き継ぐ形で森氏が登板しました。

 

政治家時代の失言


首相就任前から失言が多かった森氏ですが、首相就任後もその勢いは止まることを知りませんでした。

度重なる失言で、森内閣の支持率は急落。

なんと8%台!にまで落ちました。

 

「日本は天皇を中心としている神の国」

「無党派は寝ていてくれればいい」

IT革命(アイティーかくめい)のことを「『イット』革命」

「大阪人は金儲けばかりに走り、公共心も選挙への関心もなくした。言葉は悪いが、たんつぼだ」

これらは政治家時代に炎上した失言の数々です。

ひどい発言ばかりですね。

 

さらに、首相時代には「えひめ丸事故」の対応に批判が殺到しました。

「えひめ丸事故」とは、2001年2月10日、ハワイ沖で実習中だった愛媛県立宇和島水産高等学校の練習船「えひめ丸」が、アメリカ海軍の原子力潜水艦「グリーンビル」と衝突し、生徒・教員・乗組員9名が死亡した事故です。

のちにブッシュ大統領(当時)は、事故の原因は完全にアメリカ側の落ち度だったことを認めています。

この日、森首相(当時)は休暇を取得しており、ゴルフの真っ只中でした。

午前10時50分に第一報を受けたものの、午後0時20分の第三報までの1時間半の間、約3ホール分プレーを続けました。

このことがマスコミに報じられると、その初動の遅さや対応の悪さに批判が殺到しました。

もともと人気がなかったことに加え、度重なる失言、そして「えひめ丸事故」でのずさんな対応が引き金となり、森首相は就任から1年で辞任を余儀なくされました。

 

首相退任後も失言連発で新記録更新中!


森氏は、首相退任後も懲りずに失言を連発し、今も「失言王」として現役です。

きっと、生きている限り失言を続けていくと思われます。

 

女性蔑視発言

自覚があるかはわかりませんが、森氏は根底に女性蔑視の思想があるようです。

 

  • 首相退任後の2003年に参加した講演会での発言

「子どもを一人もつくらない女性が、好き勝手、と言っちゃなんだけど、自由を謳歌して、楽しんで、年とって・・・税金で面倒見なさいというのは、本当におかしいですよ」

 

  • 2021年、東京五輪の臨時評議員会での発言

「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」

「(女性について)競争意識が強い」

「女性理事を4割というのは、文科省がうるさくいうんですね。」

 

何か女性に恨みでもあるんでしょうか?

こうして並べてみるとかなりひどいです。

「子供を作らない女性〜」の発言からわかるように、女性のことを子供を産む機械か何かと思っているようですね。

 

オリンピック委員会会長時代の失言

  • 2021年、聖火ランナーについて「有名人は田んぼを走ったらいいんじゃないか」

コロナ禍での聖火リレーになることに関して、密を避けるための方法として挙げたもの。

多数の有名人の参加がすでに決定していたところでのこの発言・・・配慮が足りないと言われても仕方ないですね。

この発言を受けて、お笑い芸人の田村淳さん(ロンドンブーツ1号2号)はランナーを辞退しました。

 

  • 2014年、浅田真央選手について「大事なときには必ず転ぶ」

ソチオリンピックに出場したフィギュアスケートの浅田真央選手について、「見事にひっくり返った。あの子、大事なときには必ず転ぶ」と発言。

浅田選手が大人な対応をしたことで事なきを得ましたが、非常に失礼ですね。

 

ちなみに、前述の「女性がいる会議は時間がかかる」発言は、日本のみならず世界各国で話題になりました。

ロイター通信、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストといった著名なメディアも、この問題を取り上げています。

2月3日に「女性蔑視発言」が話題になると、一度は辞任を否定したものの、最終的には責任を取る形で12日に会長職を辞任。

発言については一貫して「女性蔑視の意図はない」「解釈の仕方だと思う」「誤解」などと、まるで受け取り方に問題があるかのような釈明を繰り返しました。

自分の発言に問題があったことには気づいていないみたいです。

 

現在も失言連発で新記録更新中

最新の失言は10月29日。

金沢医科大学の創立50周年記念式典に出席した際、あいさつで「つえをついていると身体障害者に見えて、みんなが大事にしてくれる」と発言し、話題になっています。

 

首相時代は記録的な低支持率を叩き出しましたが、失言に関しては日本新記録を樹立している真っ只中です。

森氏の新たな失言、そしてオリンピック贈収賄容疑の捜査にも注目が集まっています。

今後も森氏からは目が離せませんね。





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