ビジネス/経済

【妻目線で見たフリーランスエンジニアと雇われエンジニア】


突然ですが、私の夫はエンジニアです。

雇われエンジニア時代、そしてフリーランスエンジニアになった現在をそれぞれ一番間近で見てきた私が、フリーランスと雇われのメリット・デメリットを語ってみたいと思います。

エンジニアがこれまでの経歴を語る記事や動画はよくありますが、家族目線で語られているものは少ないんじゃないかな〜と思うので、ぜひ参考にしてみてください。

恋人や家族との時間を大事にしたい方、結婚を考えている方、人生設計に悩む方などに届けば良いなと思います✨

 

 

雇われエンジニアの暮らし


夫が雇われエンジニアだったのは2年ほど前までです。

当時夫が勤めていた会社は、従業員30人ほどの小さな会社でした。

社長や上司との距離感が近い会社で、よく上司にご飯に連れて行ってもらったり、会社が費用を負担してくれる部活動で月に2回ほどスポーツをしていたりして、毎日楽しそうにしていたのを覚えています。

家に仕事を持ち帰って来ることは少なく、残業もあまりなかったと記憶しています。

自宅では技術書を読んだり、プログラミングの勉強をしたりして、自由に過ごしていました。

仕事内容に関しては私にはよくわかりませんが、案件についての愚痴を聞くことはほぼありませんでした。(守秘義務があるので話せないのかもしれませんが💦)

ですが、取引先の人と関わる機会が多く、人の顔を覚えるのが苦手な夫にとってはストレスだったようです。お客さんのオフィスを訪問する日は、特に疲れた顔をして帰ってくるのが印象的でした。

また、社内で少し苦手なタイプの上司や、うるさく話しかけてくる同僚がいて、それに関してもストレスを感じていたようです。

雇われている立場では、職場環境、特に人間関係は自分で変えられないのでストレスになりますよね。

 

妻(当時は彼女)の立場で振り返ってみると、雇われ時代は会食や飲み会が多く、ご飯を用意しなくてよかったので助かっていました(笑)

ですが、当時はリモートワーク導入前で、自宅からオフィスまでの通勤時間がかかるので、一緒にいられる時間が少なかったのが悲しかったです。

当時は私も正社員で働いていたので、なかなか2人でゆっくりできる時間がなく、家事が疎かになっていました。

休みの日には出かけることもありましたが、土日はどこも混雑しており、基本的には家でゆっくりすることが多かったです。

収入は多いわけでも少ないわけでもなく、特にこれといった贅沢もしないごく普通の生活でした。

 

フリーランスエンジニアの暮らし


フリーランスになってからは、週1回の休日を除けば、基本的に起きてから寝るまでずっと仕事という生活スタイルです。

就業時間は人によって変えられると思いますが、やはり連絡がきたらすぐに対応しなければならなくなってしまうようで、仕事とプライベートの境目はほぼないように感じます。

このあたりは人によるのでしょうが、仕事をすればするだけ稼げるフリーランスエンジニアにとっては、なるべく稼働時間を増やしたいというのが家族の立場からも見て取れます。

ただ、休みの取り方は自由が効くようになり、メリットが大きいと感じています。

土日祝固定ではなく、自分で自由に休みを決められるので、お出かけの際はあえて混雑していない平日にしたり、好きな映画を公開初日に鑑賞できたり、趣味の時間が自由に取れたりと、かなり自由にスケジュールを組めるようになりました。

また、フリーランスになってからは、以前の職場ではストレスに感じていた上司や同僚との関係がなくなり、自分が仕事をしやすい相手だけと契約を結ぶことで、精神的な安定につながっているようです。

職場環境を自由に整えられるというのはとっても大きなメリットですよね。

そして、フリーランスになって一番変化があったのは収入です。

詳しい金額はわかりませんが、雇われ時代の3倍くらいにはなっていると思います。

だからといって贅沢をするようになったわけではないですが、いざという時に「お金がある」というのはメンタルの安定につながると思います。

先日、洗濯機が急に故障して買い替えたのですが、こういった予想外の出費も、金銭的な余裕があれば難なく対応できるんだなあと身に染みて感じました。

 

家族としては、コロナ禍もあいまって完全リモートワークになり、自宅でリモート会議をする機会が増えたので、話しかけるタイミングを考えたり、騒音を出さないように気をつかうようになりました。

また、ずっと家にいて、いつ仕事でいつ休憩なのかがわかりづらく、一見暇しているように見えても実は大事な仕事をしている最中だった、というミスマッチが起きやすくなってしまいました。

寝る直前になって、「ちょっと仕事しなきゃいけないからやっぱり先に寝てて!」というようなすれ違いが増えたように感じます。

そして、大きな心配事もあります。

現在は、若くて実力があるフリーランスは青天井で稼げるイメージですが、いずれそうではない世界がやってくるのではないかと不安になることがあります。

そして、歳を取った時に今と同じように稼げるとは限らないですよね。

一生フリーランスで働いていくことは難しいと思っているので、今後についてしっかり話し合う必要があることはひしひしと感じています。

やまもとりゅうけんさんの動画でも解説されているとおり、フリーランスは突然契約を切られるリスクと常に隣合わせ。

妻の立場で考えると、やはりフリーランスという安定しない職業でずっと生きていくのは不安だなあ・・・と思ってしまいますね。

 

まとめ


今回は家族の立場からみた「フリーランスエンジニア」と「雇われエンジニア」についてまとめてみました。

仕事内容はほぼ同じでも、フリーか雇われかという違いだけで、収入や職場環境、生活スタイルが大きく異なりますし、家族の生活も一変します。

雇われエンジニアは安定が保証されている一方で、人間関係や収入、休日など、どうしても自分では変えられない要素が多くなってしまいます。

一方、フリーランスエンジニアは収入が良く、自由な働き方を叶えることができますが、妻の立場からするとどうしても将来のことを考えて不安になってしまうことがあります。

どちらもメリット・デメリットがそれぞれあり、何を大事にするかで働き方の選択も変わってきますね。

エンジニアやそのご家族、これからエンジニアを目指す方にとって、少しでも参考になればと思います。

 





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