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【新たな選択肢】パラレルインカムとは?


早期リタイアを意味する「FIRE」という言葉は、だいぶ世の中に浸透してきましたよね。

しかし、FIREに代わる新しい選択肢も出てきているんです!

今回は、人生の新しい選択肢の一つである「パラレルインカム」について調べてみました。

 

はじめに

「パラレルインカム」というと、「複数の収入源を持って暮らす」というイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、本記事で扱う「パラレルインカム」とは、ファイナンシャルアカデミーの創立者・泉正人さんが提唱する概念のことを指します。

下記の本で詳しく説明されていますので、気になる方はぜひ目を通してみてください。

 

パラレルインカムの基本知識


まずはパラレルインカムとFIREの基本知識について調べてみました。

 

パラレルインカムについて

 

パラレルインカムは、ファイナンシャルアカデミーの創立者である泉正人さんが提唱している人生の新しい選択肢で、『労働によって得られる「労働所得」と、働かなくても定期的に得られる「資産所得」の2本の柱で生活を送ろう』というものです。

ここでいう「労働所得」は特に指定はなく、社長になる、会社員として働く、アルバイトをする、など、なんでもOKなんだそうです。

一方、「資産所得」は不動産収入や株式配当などの不労所得のことを指します。

FIREは仕事を辞めることが前提ですが、パラレルインカムの場合は仕事を続けることができるので、仕事のやりがいを大事にしている人にとっては非常に魅力的な生き方ですね!

 

FIREについて

 

FIREについては知っている方も多くいると思いますが、一応調べてみました。

FIREとは、”Financial Independence / Retire Early” (経済的に自立した早期退職) の略で、経済的独立と早期退職を同時に叶えるというアメリカ発のムーブメントです。

アメリカでは2010年代から注目を集め、日本でもここ数年で一気に知名度が広まりましたよね。

FIREと聞いてイメージするのは「こつこつ貯めたお金で早期退職して節約生活」でしょうか?それとも「株や不動産で一発当てた人がする自由な生活」でしょうか?

実は、一口にFIREと言ってもいくつか種類があるようです。

「こつこつ貯蓄&節約生活」型のFIREは「LeanFIRE(痩せたFIRE)」と呼ばれ、貯蓄した5000万円〜1億円を運用し、贅沢をせず最低限の暮らしをするタイプです。

日本ではほとんどの方がこの「LeanFIRE」に分類されます。

一方で、「株や不動産で一発当てた人がする自由な生活」のタイプは「FatFIRE(太ったFIRE)」と呼ばれています。

3〜5億円以上の資産を持つ一部の超富裕層にしか実現できないもので、FIREの中でもかなり珍しいタイプのようです。

また、「サイドFIRE」と呼ばれるタイプもあります。

サイドFIREは、別名「バリスタFIRE」とも呼ばれ、毎月ある程度の不労収入を得ながら、足りない分だけを副業や労働で補い、残りの時間は自由に使うというものです。

 

FIREとパラレルインカムの違い

ここで疑問が出てくると思います。

パラレルインカムとFIREって、そんなに変わらないんじゃない?」

FIREとパラレルインカムの違いを調べてみたところ、下記の3つに分けることができました。

  • 価値観
  • 生活イメージ
  • 運用方法

 一つずつ説明していきます。

 

違い①価値観

 

FIREのベースとなる価値観は、「労働からの解放」です。

「働かなくても生きていけるようになりたい」「自由時間がたくさん欲しい」という価値観のもと、FIREを目指している方が多いですよね。

労働から解放されることで、自由な時間がたくさん手に入ります。今までは仕事が忙しくてできなかった趣味を満喫したり、新しいことにチャレンジすることが可能になります。

一方で、泉さんが提唱するパラレルインカムには、「自由に人生をデザインする」というテーマがあります。

お金の使い方、働き方、時間の使い方などを自由に決められるので、「お金を制約なく使いたい」「好きな仕事を続けたい」「自由な人生を送りたい」という願望を叶えることができますね。

 

違い②生活イメージ

 

一部の富裕層を除いて、FIREの場合は質素に暮らすことが前提です。

労働収入がなく、基本的には資産所得で暮らしていくことになるため、生活費と所得がちょうど同じくらいになります。

また、FIREは働かないこと、または副業程度に軽く働くことを前提としているため、自由な時間が手に入ります。趣味や好きなことにたっぷりと時間を費やすことができますね。

一方でパラレルインカムの場合は、労働収入は維持したまま、不動産などの資産収入を得られるため、資産は増え続けます。

労働の内容は、「自分が好きなもの」でOKなので、社会貢献ややりがい、得意なことを追いつづけることができます。

生きるため、お金のために働くのではなく、「自分が好きだから働く」という点が重要視されるようですね。

 

違い③ 運用方法

 

FIREの場合、実現までの準備・貯蓄期間が長く、多くの場合10〜20年ほどかかります。

長年働きながらコツコツお金をためて、「やっと労働から解放される!」というイメージですよね。

必要な資金は5000万円〜1億円程度。自分の今の給料で、5000万円貯めるとしたら何年かかるか想像してみてください。なかなか大変ですよね。長期間がんばり続ける忍耐力とモチベーションが求められると思います。

一方、パラレルインカムの準備期間はおおよそ5〜10年程度と言われています。

例えば、不動産購入の頭金にできるくらいの金額が貯蓄できれば、あとはその不動産にお金を稼いでもらうというイメージです。

FIREを目指す人がお金をコツコツ貯めている間、パラレルインカムを目指す人はお金を借り入れてすぐに投資を始められるので、スピード感をもって動けるというわけです。

 

FIREとパラレルインカム。向き不向きは?


ここまで、FIREとパラレルインカムの3つの違いをみてきました。

FIREやサイドFIREが良いのか、パラレルインカムの方がいいのか・・・

あなたならどちらを選びますか?

自分がFIRE向きなのか、パラレルインカム向きなのか、ぜひ一緒に考えてみましょう。

 

FIREに向いている人は

  • 働くのが嫌・できれば働きたくない
  • 自分の時間がたくさん欲しい
  • 趣味に時間を使いたい
  • 質素な暮らしでも満足できる
  • コツコツお金を貯めることができる
  • リスクを負いたくない

FIREとは、経済的な自立による早期リタイアのことですよね。

「労働からの解放」をメインに考えている人は、FIREの方が向いているでしょう。

「贅沢なんてしないから、ずっと好きなゲームをしていたい!」

「もともとお金を使わない派だし、早めの老後を楽しみたい」

こんな方がFIREに向いているのではないでしょうか。

 

パラレルインカムに向いている人は

  • 働くのが好き・仕事をしている方が落ち着く
  • 仕事は続けていきたい
  • 質素な生活では満足できない
  • スピード感をもって人生設計をしたい
  • 贅沢もしながら暮らしたい
  • ある程度リスクを負ってもよい

パラレルインカムの基本は、労働所得と資産所得で自由な人生を設計することでしたね。

「自由な人生」を目標にしている方は、パラレルインカムの方が向いているかもしれません。

「ずっと働いていたいけど、たまに自由に休みたいし、長期の旅行にもいきたい」

「FIREの質素な暮らしは嫌だけど、FatFIREを達成する資金は無い・・・」

こんな方がパラレルインカムに向いているのではないでしょうか。

 

パラレルインカムとFIRE、どちらが優れているかは決めることができません。

人によって人生が全く違うように、人生の選択肢も全く違って然るべきですよね。

「人生にはこんな選択肢もあるんだ!」ということを知っておくだけでも、大きな価値になると思いますよ!





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