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【フィギュアスケート】6種類のジャンプの見分け方


北京オリンピック閉幕


昨日ついに閉幕した北京オリンピック。

寒さが苦手で冬のスポーツにはあまり馴染みがない筆者ですが、中継をみているとどれもドキドキワクワクするスポーツばかり。テレビの前で楽しく応援させてもらいました。

平野歩夢選手の悲願の金メダル。2本目の滑走では不可解な判定もありましたが、それを黙らせる圧倒的なルーティーンに痺れました。今大会限りで引退を表明していたショーンホワイトとの抱擁も話題になりました。

連覇を狙った女子団体パシュートの決勝では最終コーナーでまさかの転倒。ライブで見ていましたが、金メダル間違いなしと思った矢先の出来事で、思わず叫んでしまいました。転倒してしまったことを謝りながら泣き続ける髙木菜那選手と、そんな姉をそっと抱きしめる妹の美帆選手。試合後のインタビューで「もっと自分にできることがあったんじゃないか」と菜那選手を庇う佐藤選手。悔しさが伝わってくると同時に、チームの絆が垣間見え、こちらまで涙が出そうになりました。

カーリング女子・日本VSスイスの準決勝。日本カーリング界初のオリンピック決勝進出の瞬間は、寝る時間をとうに過ぎていたにもかかわらず完全に眠気が吹っ飛びました。ロコ・ソラーレの5人の和気あいあいとした雰囲気は、見ているこちらまで元気になりますね。ムードメーカーの吉田知那美選手が可愛くて明るくて、今大会ですっかりファンになってしまいました💖

そして、冬季オリンピックの花形競技、フィギュアスケート。団体戦では初の銅メダル。男子シングルの鍵山優真選手・宇野昌磨選手、女子シングルの坂本花織選手と合わせて4つのメダルを獲得しました。羽生結弦選手の4回転アクセル世界初認定も話題になりましたね。

そんなフィギュアスケートを見ていて思ったのですが、「一瞬の間にジャンプをどうやって見分けてるの???」

解説のフィギュアスケーターの方はともかく、実況のアナウンサーまでもが一瞬のうちに見分けられるの、すごいですよね。

失礼ながらどれも同じに見えてしまって・・・

3回転と4回転の違いはなんとなくわかりましたが、6種類あるジャンプを全て見分けることはできませんでした。

今日はジャンプの謎に迫りたいと思います。

 

どうやってジャンプを見分けるの??


今回参考にしたのはフィギュアスケーターの中野友加里さんのチャンネル。

中野さんは、現役時代トリプルアクセルを武器に浅田真央さんや安藤美姫さんらと同時期に活躍し、引退後はフジテレビに就職しスポーツ番組のアシスタントディレクターを担当。現在は同社を退社し、子育ての傍らスポーツコメンテーターや審判として活動されています。

多彩な中野さんは、現在YouTuberとしても活躍中。

元トップ選手ならではの目線で、フィギュアスケートについてのわかりやすい解説動画が人気です✨

今回は、中野さんの動画から、「6種類のジャンプの見分け方」についてピックアップ!

前編と後編に分かれており、カバー動画になっている前編は「アクセル」「サルコウ」「トゥループ」。

後編は「ループ」「フリップ」「ルッツ」。

後編はこちら↓

 

実際に中野さんがスケート靴を履いて解説しているのでわかりやすいですね✨

まずは「アクセル」。浅田真央さんがこだわり続けたトリプルアクセルや、先日羽生結弦選手が初めて成功させた4回転アクセルなどの「アクセル」は、前向きで踏み切って後ろ向きに着氷する、普通のジャンプより半回転多いジャンプです。前を向いて踏み切る唯一のジャンプなので、見分けやすいですね。

「サルコウ」は飛ぶ時に足がハの字になります。女子選手が得意だそうですね。サルコウって何?と思い調べてみたところ、スウェーデンのフィギュアスケート選手「ウルリッヒ・サルコウ」さんが初めて成功させたためこの名前がついているようです。ちなみに、2002年に安藤美姫さんが女子で初めて4回転を成功させましたが、この時のジャンプがサルコウでした。

「トゥループ」は名前の通り「トゥ」=「つま先」で踏み切るジャンプ。6種類のジャンプの中で最も難易度が低いとされており、基礎点も最も低く設定されています。コンビネーションジャンプ(2連続または3連続ジャンプ)でも使われ、どの選手もプログラムに取り入れているそうです。

前編の3つのジャンプは特徴がわかりやすかったと思います!一度覚えてしまえば、これから試合を見るときに見分けられそうですね✨

 

最も見分けにくいジャンプは・・・?


そして後半の3つはなかなかわかりづらい・・・

まずは「ループ」。椅子に腰掛けるような姿勢で、両足で飛ぶと見せかけて最後は片足で飛ぶそうです。選手にとっては難しいジャンプの一つですが、3連続ジャンプの中間でよく使われ、マスターすると演技の幅が広がりますね。前から見ると飛ぶ前に座っているような姿勢になり、中野さん曰く結構わかりやすいそうですが、一瞬のうちに見分けるとなるとなかなか素人には難しいところがあります・・・(笑)

そして「フリップ」と「ルッツ」。この2つはとてもよく似ています。2つの違いとしては、飛ぶときの「エッジ」=「刃」の向き。スケート靴の刃が内向きか外向きかで、ジャンプの種類が変わるそうです。そして、この刃の向きが明瞭でないと「エッジエラー」という減点になってしまうそうです。

う〜ん、難しい。解説者でも間違えちゃうことがあるみたいですから、この2つは見分けられなくても仕方ないですね。

ちなみに、ルッツはジャンプの中で2番目に難易度が高いとされており、基礎点もアクセルジャンプに次いで2番目に高く設定されています。男子では飛べる選手が増えていますが、女子で4回転ルッツを飛べるのは、北京オリンピック女子銀メダリストのトゥルソワ選手のみ。異次元の世界ですね。

 

観戦が楽しくなること間違いなし!


以上が6種類のジャンプの特徴です。

これからフィギュアスケートを見るときはぜひ参考にしてみてください✨

技術のことがわかるようになれば、今まで以上に楽しめそうですね♬





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