2017年7月 17日
今年の7月にタイのバンコクに出張に行った。少し前のことだけど、記録に残しておきたいと思う。
東南アジアでは6年前にインドのデリー、一昨年にフィリピンのマニラ、今年の5月にシンガポールに行ったが、タイは初めてである。
東京からバンコクまで飛行機で7時間くらいの位置にある。気候や大気としてはフィリピンとインドの間という印象で、温暖でやや埃っぽく排ガスの濃度が高く感じた。
スワンナプーム空港からバンコク市内はタクシーで1時間程度。ただ、渋滞がすごく時間によってはもっとかかりそうだった。
タクシー事情はフィリピンと似ていて、メーターをちゃんと使わせないとぼったくられる。UBERが普及しているので、市内について慣れたらUBER を活用するのが良いかもしれない。
市内の交通としてはメトロやBTSと呼ばれるモノレールのようなものが市内を走っていて、主要な場所にはそれらで行くことができる。
バンコク市内はとても開発が進んでいて、日本のヒルズ系のような高層ビルがあり、その最上階にラウンジやクラブがあるのもまた東京と似ている。
食事などの物価は、東京と比べると安いが、以前聞いていたほどの為替差益は感じない。
日本人に対して最恵国待遇のようなものがあり滞在しやすい国であるようだ。アンオフィシャルな人も含めて10万人くらいいるといわれているらしく、多くの日本人が暮らしている。
日本人向けのお店も多く、長期滞在していても食事などには困らなそうだ。乳製品とか生鮮食品が手に入りづらいらしく、不自由もあるようだ。
帰りの日はパヤータイで現地の知人と食事をし、そのままエアポートレールリンクという電車でスワンナプーム空港まで行くことにした。
安価で時間が読めるのは良いが、非常に混み合っていた。荷物を持って満員の電車に乗るのはなかなか辛いので、次回は違う経路をとると思う。
タイは気候が暖かく外でも過ごしやすいためか、路上生活をしている人は多そうでしばしば見かけた。
カースト制度とは違うが、階級が明確に分かれているためか、良い家の人もそうでない人も労働意欲は低いように感じた。階級間が逆転したりということもほぼないらしく、良い家の人は政治犯にでもならない限り、良い家の人のままなどだという。競争は生まれづらい環境なのだろう。その上、極端なことを言えば、路上で暮らしても暖かいから死ぬこともない。
各国の文化や社会を知るのは楽しく、色々な国の人の考えを聞くのはとても勉強になる。外国人の目から見ると、固定化した流動性の少ない社会のように思える。現地の若者がそれをどう考えているのかをもっと聞いて見たかったが、腹を割って話をすることは残念ながらできなかった。どういうことを考えて、何を大切にして日々過ごしているのか、次回は是非聞いて見たい。
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