2017年11月 26日
前回の記事の続きです。
入院初日は点滴するも吐き気がおさまらず、夜中も1時間おきに胃液を吐き(ついには胆汁まで 苦笑)辛い辛いスタートとなりました。
2日目も絶食でひたすら点滴。
せめて気を紛らわすためにテレビでも、と思うのですが、見ることに疲れてしまいます。
あまり記憶がありませんが、2日目もほとんど寝ていたような。。
ただ、強烈な吐き気はおさまり、体が楽になってきた感覚は鮮明に覚えています。
点滴ってすごい!!
しかしこれだけ水分を補給しているのに、尿意がない。どれだけ脱水だったのでしょう??恐ろしや〜。
さて3日目の朝。同室に運ばれてくる朝食を「羨ましい!」と感じ始める。
食べ物の匂いも嫌だったのに、、食欲をそそられているではないか!!
それでは少しずつ食べてみましょうということで出された昼食がこちら。
これでも見た瞬間に「ゔっ、、なんか多いぞ。食べれるかしら」と不安になりました。
とりあえず食べやすそうな梨を一口。
!!!
美味しい!
しばらくお米食べてないけど、お粥はどうかしら。
!!!!!
こ、これは!!
スジャータのミルク粥ではなかろうかー!!!
*説明しよう。菩提樹の下、苦行で衰弱しきった釈迦はスジャータという女性に与えられたミルク粥を食べ、悟りを開き仏陀(悟った者)となるのである。
私が食べたのはミルク粥でもなく普通のお粥ですし残念ながら悟りもしなかったのですが、
ブッダのエピソードを思い出すほどの、目が醒めるほどの美味しさだったということです。
ああ、ご飯を美味しく食べられたのはいつ以来だろう。
終わりのないつわり地獄に一筋の光を見た瞬間でした。
その後、みるみる体調は回復し、最終日には
こんなものや
こんなものまで!
完食できるようになりました。
ちなみに私がお世話になっている産婦人科は食事が本当に美味しくて
毎日病院食食べたい!!と思うほどでした。
同室の方は出産の方がほとんどなので、聞こえてくるお話や赤ちゃんの泣き声などで、なんとなく出産のイメージが湧いて、なかなか入院も良い経験であったなあと思う余裕も。初日は同室の食事の匂いも迷惑に感じていたのに、現金なものですね。笑
そして5日目。
食べられるようになったし、ほとんど吐いてないし、ケトン体も出なくなったし大丈夫でしょうと退院OKをいただき、めでたく退院しましたー。
だいぶ元気になったし、このままつわり終わるんじゃないのー?なんて陽気に構えていたのも束の間。
翌日には吐き気、嘔吐をぶり返し、3日後に再入院となるのでした。。。
いやーーーーん(号泣)
(完)
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