コロナウイルスの影響で4月5月とリモートワークをされていた方は多いのではないでしょうか?緊急事態宣言は解除されましたが、会社によっては解除後も継続して、リモートワークを全体的にもしくは一部において許可する動きがあるようです。
というような感じで、リモートワークもしばらく続きそうなので、今日はリモートワークが実際に出社するのと遜色がないかどうかを確認する指標について書いてみたいと思います。
一般的に気にする人が多い生産性
緊急事態宣言発令後、多くの会社が出勤しないで働くリモートワークに舵を切りました。
顔を合わせずに仕事していく形が多くなるため、特に管理をする経営、管理職の方々は通常の勤務とどの程度のパフォーマンス低下が出るのかが気になっているかと思います。
そういった方々がまず気にするキーワードとしては「生産性」が上げられると思います。簡単にいうと通常の出社しての業務と比べて、リモートワーク環境下においても遜色がない程度の、物量と品質で仕事が進んでいるのかどうかという点です。
僕の周りにいる方はエンジニアが多いので、そういう仲間からヒアリングをするとリモートワークは非常に評判が良いケースが多いです。ただ単に出社しないで良いから楽、というだけではなく、生産性の面でもプラスの効果が高いという評価が多かったです。
それは特にエンジニアという職業において、物を作ること、彼らにとってはコードを書いたり設定をしたりという作業において、集中することが効率を高める一つの手法であるからだと思います。
集中しているときに、「◯◯さんと呼び掛けられると効率は著しく下がってしまいます。そしていっとき作業効率が低下するだけではなく、全体としての効率に影響を及ぼすくらいのインパクトがあります。
という面において、エンジニアの方がリモートワーク=自分の家など働きやすい環境から仕事ができるというのはポジティブな面が多いのかもしれません。雑事で声をかけられたり仕事を振られたりということがない点もプラスに働いているのだと思います。
「生産性」だけではなく気にしておくべき「実現性」
「生産性」を「すでにやることや方向性が決まっている物の実行の効率」と定義すると、「実現性」は「新しくやりたいことを考え、それをん実現に向けて推進できている割合」と定義することができます。
僕が緊急事態宣言以降、気になっているのはこの実現性の部分です。
コロナウイルスの話が日常になって以降、よく聞くようになったフレーズがあります。
それは例えば
「まあ今はこんな状況なので落ち着いたらまたお話ししましょう」
「まあ今はこんな状況なので優先度は下げて進めましょう」
「この状況下だからか、先方に連絡が取れなくなって商談が進んでいない状態です」
というような話は日々聞くようになりました。
割とポジティブに捉えられ、影響は少ないという判断をされているリモートワークですが、このように実現性の部分については結構影響が大きいように感じています。
影響の大半は新規ビジネスと新規プロジェクト
そしてその大半が、新しいビジネスの企画だったり、ビジネス的なアライアンスに関係している新規プロジェクトに関することです。
そのような取り組みを通じて新しいものが生まれることがなくなってしまうと、日本や世界の経済はさらに冷え込んでくることになります。
気持ち的な面以外にも、リモートワーク環境が整っていない会社とのやりとりなどはかなり進みが遅くなってしまっている現状があります。
気持ち的な意味でも「すでに始めてしまったものは滞りなく進めたい」という慣性は働きますが、「新しい物を積極的に始めたい」という気持ちについては、どうしても万全な状態ではない現状においては少し躊躇してしまいがちになる物のようです。
まとめ
というような感じで、With コロナウイルス環境下における仕事の効率については下記の指標で見ていきましょう。
・生産性:労働の成果として、通常と同じだけの量と質が担保できているか
・実現性 : 新しいビジネスや、大きな変革に対して、通常と同じだけの割合で実行することを決められているか
特に実現性の方は漏れてしまっている方が多いように感じますので今一度振り返りをしてみてください。3年後の日本経済に影響が出てくるはずですので、ぜひよろしくお願いいたします。
stand.fmでも回答していますので、よかったら聞いてみてください。
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