みなさん、勝新太郎さんをご存知でしょうか?昭和時代人はたくさんの破天荒な映画俳優がいましたが、その中でも一際やんちゃで無茶をしており異彩を放っていたのが勝新太郎さんです。ちょっと前までバラエティで活躍されてた中村珠緒さんの旦那様というと少し馴染みがある方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな勝新太郎さんが90年代に起こしたコカイン所持事件を深掘りしていきたいと思います。
皆さん、勝新太郎さんを覚えていますか?彼は1931年から1997年まで生きた、非常に多才な日本の芸能人でした。彼は俳優、歌手、脚本家、映画監督、映画プロデューサー、三味線師範として活躍しました。市川雷蔵さんと共に大映(現・角川映画)の「二枚看板」として有名になりましたね。その後、自身のプロダクション「勝プロダクション」を立ち上げ、映画やテレビ作品の製作にも携わっていました。
そんな勝新太郎さんにも、皆さんもご存知のあの事件がありました。1990年1月16日、彼はハワイのホノルル国際空港で、下着にマリファナとコカインを隠していたところを現行犯逮捕されました。あの時、世間は大変な騒ぎになりましたね。彼は罰金判決を受けた後も、1年4カ月ハワイに留まり、さまざまなパフォーマンスを繰り広げました。91年3月12日には、ハワイの移民帰化局から強制退去命令が出されましたが、異議申し立てをして帰国を先送りし、麻薬撲滅チャリティーにも出席しました。
彼の取材対応も話題になりました。「もうパンツをはかないようにする」という迷セリフが有名ですね。彼は強制退去処分の時、会見でこのパンツ発言をし、「愛するハワイで麻薬事件に巻き込まれてしまい、なんとお詫びしていいものか」と挨拶し、「世界中の若者をドラッグから救いたい」と語りました。「この苦しみを忘れるなと戒めてくれるのはパンツ」と冗談も飛び出しました。そして、彼は1992年5月12日、「総理大臣の代わりはいるが、オレの代わりはいない」「オレは権力と闘う」と言いながら、482日ぶりに帰国し、警視庁から事情聴取を受けました。
ハワイでの逮捕後、勝新太郎さんはさまざまなパフォーマンスを繰り広げました。記者会見では「不徳の致すところ」と謝罪しながらも、「なぜコカインを持っていたのか、自分が知りたい」ととぼけた発言をしました。さらには、麻薬を手に入れたルートについて、「機内で『勝さんのファンです』という男性から包みを受け取った」と語り、パンツの中から麻薬が発見された理由については「とっさに入れてしまった」と言い訳しました。
勝新太郎さんは帰国後、日本で麻薬取締法違反の容疑で逮捕されました。裁判では、彼は法廷を笑いの渦に巻き込むような発言を連発しました。結局、彼は懲役2年6か月執行猶予4年の判決を受けました。
この事件は当時、大変な話題となりました。勝新太郎さんの迷言や行動が大きく報道され、多くの人々がその一部始終に興味を持ちました。彼の豪快な性格や言動が昔からのファンやシニカルな芸能ファンの笑いを誘った一方、事件自体は社会問題としても取り上げられました。勝新太郎さんのコカイン不法所持事件は、彼のキャリアに一定の影響を与えましたが、彼はその後も俳優業を続け1997に亡くなりました。豪快なエピソードが多い勝新さんの逸話の中でも1番のインパクトのある事件となりました。
今回は勝慎太郎さんのコカイン所持事件を紹介してみました。
令和の今では許されないであろうことが起こっていた昭和平成恐るべしな事件でした。犯罪は犯罪ですがやんちゃな方特有の魅力のある、近年では世に出てきづらいタイプの俳優さんでした。
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